2019.04.16 三井住友海上 東京とシンガポールに拠点 グローバルデジタルハブ開設 デジタライゼーション加速へ

 三井住友海上は4月5日、グローバルにデジタライゼーションを推進する拠点として、東京とシンガポールにグローバルデジタルハブを開設することを発表した。同社は、2018年4月にデジタル戦略部を新設し、「お客さま体験価値」の向上や業務生産性の向上を図るため、デジタライゼーションを推進してきた。今後、その効果を最大化し、さらに加速させることを目的として、東京には全社員や代理店のデジタル活用を促進する拠点を、シンガポールにはアセアン各国でのデジタルビジネス取り組みを支援する拠点を設置する。

 東京とシンガポール、各グローバルデジタルハブの概要は次の通り。
 【東京】
 ▽名称:グローバルデジタルハブ・東京
 ▽所在地:東京都千代田区神田小川町3丁目9―2 BIZCORE神保町7F
 ▽開設日:4月5日
 ▽業務内容:スタートアップ企業との協業によるオープンイノベーションの実践、社員や代理店向けのデジタライゼーション推進策の浸透、先進デジタル技術の習得を目的とした人財育成
 【シンガポール】
 ▽名称:グローバルデジタルハブ・シンガポール
 ▽所在地:4 Shenton Way #27―01 SGX Centre 2 Singapore 068807
 ▽開設日:2月1日
 ▽業務内容:アセアン事業におけるデジタルビジネス取り組みの支援、デジタライゼーション推進に関する情報の収集・活用、取引先・スタートアップ企業との協業によるオープンイノベーション
 グローバルデジタルハブ・東京は、「社員・代理店のデジタライゼーションに対する理解度向上」「デジタライゼーションに関する学習や新たなアイデアの創出」「アイデアの実践」を目的として開設。デジタル技術やビッグデータを活用した新たなシステムやツールを、社員や代理店が最大限に活用し、顧客に対し新しい価値を提供するカルチャーの発信地とするとともに、スタートアップ企業との協業を通じて、革新的な商品・サービスを開発し、社会的課題の解決やSDGsの実現につなげていく。
 グローバルデジタルハブ・シンガポールは、アセアン10カ国全てで元受事業を展開している強みを生かし、各国でデジタルビジネス取り組みを支援するため、アセアンを代表するビジネス都市であるシンガポールに開設。デジタルビジネスの発展著しいアセアンにおいて、現地取引先との協業やスタートアップ企業とのオープンイノベーションによる先進的な商品・サービスの提供を通じて、「お客さま体験価値」の向上を目指す。
 三井住友海上では、今後もデジタライゼーションを積極的に推進し、社会的課題の解決に取り組んでいくとしている。