2019.04.10 日本生命 「ロングドリームGOLD3」発売 定期支払金円建固定も可能に 銀行窓販マーケットのシェア拡大へ

 日本生命は4月から、全国の銀行等提携金融機関において、「ロングドリームGOLD3(ニッセイ指定通貨建積立利率変動型一時払終身保険〈米ドル建・豪ドル建〉)」の販売を開始した。同商品は、これまで全国の銀行等提携金融機関で販売していた「ロングドリームGOLD2」をさらに進化させた後継商品。従来の外貨を複利で運用し、積立金を増やす「ふやすタイプ」、毎年定期支払金を指定通貨で受け取る「うけとるタイプ(指定通貨で10年一定)」に加えて、「ロングドリームGOLD3」では、契約時に定期支払金額を円建で固定し、毎年決まった金額を円で受け取れる「うけとるタイプ(円で10年一定)」を選択できるようになった。円で固定した金額を受け取る仕組みは業界初となる(2019年3月時点、同社調べ)。

 同商品は、契約時に「ふやすタイプ」「うけとるタイプ」から選択し、契約から1年経過以降、「のこすコース」「つかうコース」に移行できる外貨建ての一時払終身保険。
 「うけとるタイプ」では、「指定通貨で10年一定」と「円で10年一定」から希望の受け取り方法を選択できる。
 「円で10年一定」では、契約時に定期支払金額を円建てで固定し、毎年決まった金額を円で受け取ることができる。毎年の定期支払金の受け取り方法を外貨・円貨から選択可能とすることで、顧客の希望に合った受け取り方法を顧客自身が選べるようになった。
 「指定通貨で10年一定」では、従来通り、指定通貨で定期支払金を毎年受け取れる(受取時の為替レートで換算し、円で受け取ることも可能)。
 「指定通貨で10年一定」「円で10年一定」、どちらのタイプも死亡保険金額は一時払保険料を指定通貨で最低保証する。
 また、契約者と被保険者が同じで、「うけとるタイプ(円で10年一定)」を選択した場合、定期支払金受取人を契約者だけでなく、契約者の配偶者、または3親等以内の親族から指定できるため、生前贈与としても活用することができる。
 指定通貨は米ドル、豪ドルで、加入時に選択した通貨(指定通貨)は変更不可。被保険者年齢範囲は15歳以上90歳以下(契約日の満年齢)。
 一時払保険料は最低で1万米ドル(米ドルで入金)、1万豪ドル(豪ドルで入金)、100万円(円で入金)から、最高で7億円相当額まで。
 初期費用はなく、解約控除は最大6%ある。告知は不要。
 付加できる特約は、「ふやすタイプ」では円入金特約、外貨入金特約、円支払特約、円建死亡保険金特約、解約払戻金の年金支払に関する特約。「うけとるタイプ」では円入金特約、外貨入金特約、円支払特約、定期支払特約、定期支払金円支払特約、定期支払金額円建固定特約(率更改型)、解約払戻金の年金支払に関する特約がある。
 日本生命では、2015年7月に外貨建一時払終身保険「ロングドリームGOLD」を発売。18年10月には同商品を改定した「ロングドリームGOLD2」を発売し、120行を超える金融機関に採用されている。今回発売した「ロングドリームGOLD3」では、従来の複利で「ふやすタイプ」、毎年定期支払金を指定通貨で受け取る「うけとるタイプ」、また、契約後は大切な人に資産を円で残す「のこすコース」、円建て年金として自分で使う「つかうコース」といった充実した機能に加え、「うけとるタイプ」をさらにバージョンアップすることで、銀行窓販マーケットのシェア拡大を目指す。