2019.03.29 かんぽ生命 引受基準緩和型商品「かんぽにおまかせ」 終身・養老、総合医療特約販売 先進医療特約も同時発売

 かんぽ生命は4月1日から、引受基準緩和型商品「かんぽにおまかせ」と先進医療特約の販売を開始する。今回、持病・既往症があって健康に不安を持つ人の、保険に加入したいというニーズに応えるため、現在販売している商品よりも引受基準を緩和し、三つの告知事項に当てはまらなければ申し込むことができる終身保険・養老保険・総合医療特約を発売。併せて、医療技術の進歩に伴い治療の選択肢が拡大する中で、先進医療に対する顧客ニーズを踏まえ、経済的負担が大きい先進医療の技術料を保障する無配当先進医療特約(無解約返戻金型)を発売する。

 健康に不安がある人でも加入しやすい「引受基準緩和型商品」として、万一のときに備える死亡保障が一生涯続く「かんぽにおまかせ(終身タイプ)」、解約返戻金を低く設定することで保険料を抑えた「かんぽにおまかせ(終身タイプ)(低解約返戻金プラン)」、満期を迎えた場合に満期保険金が受け取れる「かんぽにおまかせ(満期タイプ)」を販売する。いずれも、病気やけがに備える医療特約(引受基準緩和型無配当総合医療特約)を付加することが可能。同特約は、持病の悪化・既往症の再発による入院や手術も支払い対象となる。
 基準保険金額は100万~1000万円(年齢などによる制限あり)。
 同商品では、死亡したときに、死亡保険金として基準保険金額(契約後1年間〈支払削減期間〉は支払削減期間経過後の50%)を支払う。
 さらに、契約日からその日を含めて1年6カ月経過後に、不慮の事故でのけがにより180日以内に死亡したとき、または同社所定の感染症により死亡したときには、死亡保険金額と同額を支払う。また、「満期タイプ」では、生存中に保険期間が満了したときに、基準保険金額を満期保険金として支払う。
 「終身タイプ」と「終身タイプ(低解約返戻金プラン)」の加入年齢は40~85歳、保険期間は終身。「満期タイプ」の加入年齢は40~80歳、保険期間は加入年齢に応じて10~30年。
 引受基準緩和型無配当総合医療特約(入院初期保険金あり:Ⅰ型、入院初期保険金なし:Ⅱ型)の特約基準保険金額は、同じく100万円~1000万円(年齢などによる制限あり)。
 同特約では、病気・不慮の事故でのけがにより入院したときに、入院保険金として、入院保険金日額(基準保険金額の1.5/1000に相当する金額)×入院日数を支払う。Ⅰ型の場合、さらに1回の入院につき、入院保険金日額の5倍の入院初期保険金を支払う。手術を受けたときには、手術保険金として、入院中の手術の場合は入院保険金日額の10倍、外来の手術の場合は入院保険金日額の5倍を支払う。また、病気・不慮の事故でのけがにより放射線治療を受けたときには、放射線治療保険金として、入院保険金日額の10倍を支払う。いずれも契約後1年間(支払削減期間)は、支払う保険金額は支払削減期間経過後の50%。
 基本契約と特約の基準保険金額200万円、口座払込みの場合の月払保険料例は表の通り。
 同時に発売する先進医療特約では、公的医療保険制度の給付対象外で全額自己負担となり、高額になることもある“先進医療にかかる技術料”を保障する。医療保障の土台となる総合医療特約と併せて付加することで、保障をさらに充実させることができる。
 特約基準保険金額は300万円(一律)。
 同特約では、病気・不慮の事故でのけがにより先進医療に該当する療養を受けたときに、先進医療保険金として、先進医療にかかる技術料と同額(通算300万円まで)を支払う。なお、技術料が1万円未満の場合は、一律1万円を支払う。
 支払いの対象となる先進医療は、①厚生労働大臣が定める先進医療技術②先進医療技術ごとに定められた適応症(対象となる病気・症状など)に対するもの③先進医療技術ごとに定められた施設基準に適合する医療機関で受けたもの―の全てを満たすものに限る。
 保険期間・保険料払込期間は10年。最長95歳まで自動更新し、付加する基本契約の保険期間の終期まで継続する。
 保険期間10年、口座払込みの場合の月払保険料例は、加入年齢40歳・男性85円、女性88円、60歳・男性169円、女性176円。
 また、併せて、先進医療に関する情報提供サイト『先進医療百科』(https://www.senshin.jp-life.japanpost.jp/)を開設する。