2019.03.05 住友生命 18年度第3四半期決算 グループ基礎利益、2桁の伸び シメトラ社の保険料等収入が大幅増

 住友生命が2月14日に発表した2018年度第3四半期決算によると、連結保険料等収入(連結損益計算書ベース)は前年同期比4.4%減の1兆9236億円となった。グループ基礎利益は同14.7%増の2892億円と2桁の伸びを示した。グループの新契約年換算保険料は同5.9%減の1608億円で、保有契約年換算保険料は前年度末比0.2%増の2兆7881億円だった。

 住友生命単体の新契約年換算保険料(個人保険と個人年金保険)は前年同期比5.4%減の949億円となった。このうち、第三分野は同2.6%増の352億円で前年同期実績を上回った。
 保有契約年換算保険料(個人保険と個人年金保険)は前年度末比横ばいの2兆3305億円だった。このうち第三分野は同1.1%増の5526億円となった。
 解約・失効年換算保険料(個人保険と個人年金保険)は前年同期比13.5%増の591億円、保険料等収入は同5.9%減の1兆7713億円、基礎利益は同13.5%増の2710億円だった。
 経常収益は同6.2%減の2兆4088億円、保険料等収入は同5.9%減の1兆7713億円となった。資産運用収益は同5.6%減の5531億円で、このうち利息及び配当金等収入は同5.6%増の4675億円だった。
 経常費用は同6.1%減の2兆2600億円で、このうち保険金等支払金は同2.6%減の1兆4461億円、責任準備金等繰入額は同40.5%減の2811億円、資産運用費用は同65.3%増の2053億円、事業費は同0.5%減の2417億円となった。
 経常利益は同8.5%減の1488億円、四半期純剰余は同7.5%減の472億円だった。
 住友生命単体の総資産は前年度末比2.5%増の32兆3235億円、実質資産負債差額(実質純資産額)は同1.5%減の5兆9126億円。ソルベンシー・マージン比率は879.2%で同5.6ポイント上昇した。
 住友生命グループの連結総資産は同4.1%増の37兆5229億円だった。連結ソルベンシー・マージン比率は863.7%で同18.0ポイント低下した。
 メディケア生命は新契約年換算保険料が前年同期比21.6%減の44億円、保険料等収入が同22.4%増の260億円、保有契約年換算保険料が前年度末比9.6%増の367億円となった。
 海外事業では、シメトラ社の新契約年換算保険料は前年同期比5.3%減の614億円、保険料等収入は同17.3%増の1263億円、保有契約年換算保険料は前年度末比0.3%増の4208億円だった。