2018.11.13 三井住友海上プライマリー生命 “ふやして、のこせる”新商品、契約通貨建て逓増終身保険発売、死亡保険金 契約1年後から増加[2018年11月5日]
三井住友海上プライマリー生命は11月5日、新商品「おおきな、まごころ」(通貨選択利率更改型逓増終身保険)を発売した。同商品は、死亡保険金(契約通貨建て)が契約の1年後から増加し、2年後、3年後にさらに増加することが特徴。また、特約の付加により、死亡保障が増加する初めの3年間に円建ての最低保証を付けることや、将来的なニーズ変化への対応として、終身の死亡保障に代えて一生涯の介護年金を受け取る選択が可能。死亡保険金の非課税枠等の活用により、相続対策としても活用できる。
同商品では、契約日から3年間、毎年死亡保険金が契約通貨建てで増加する。更改日に積立利率が更改される際、その利率が最低保証積立利率(0.5%)を上回る場合、さらに保険金額が大きくなる。
契約時に「初期死亡円保証特約」を付加することで、契約日から3年間、死亡保険金として一時払保険料の円換算額が最低保証されるため、為替レートが変動しても、安心して家族に“のこす”ことができる。
また、「介護年金移行特約」の付加により、被保険者が公的介護保険制度で要介護2以上と認定されている場合、契約日から1年経過以後であれば、将来の死亡保障に代えて、解約払戻金額を原資とした介護年金に移行することが可能。年金支払開始日以後は、毎年、定額の年金を一生涯にわたり支払う。
取扱金融機関は、11月5日から静岡銀行、富山銀行、肥後銀行、11月19日から広島信用金庫で販売しており、12月3日には岩手銀行、親和銀行、南都銀行、熊本銀行、トマト銀行、福岡銀行で販売を開始する。
契約通貨は、米ドル・豪ドル・ニュージーランドドルの3種類。
保険料の払い込み方法は一時払のみで、最低保険料は米ドルで1万米ドル(1米ドル単位)、豪ドルで1万豪ドル(1豪ドル単位)、ニュージーランドドルで1万NZドル(1NZドル単位)から。最高保険料は、基本保険金額が契約日における円入金特約で適用する為替レートで換算して7億円まで。
積立利率適用期間は、米ドルが30年、豪ドルが20年、ニュージーランドドルが15年。ただし、契約日または更改日における被保険者の年齢が81歳以上の場合、契約通貨にかかわらず10年となる。
契約年齢(契約日における被保険者の満年齢)は40~90歳。
第1保険期間は契約日から3年、第2保険期間は第1保険期間満了後、最初の積立利率適用期間満了まで、第3保険期間は第2保険期間満了後、終身となる。
「円建定額終身移行特約」の付加により、契約日からその日を含めて1年経過以後、①解約払戻金の円換算額が設定された目標額以上となった場合(自動移行)②契約者の申し出による場合(任意移行)―のいずれかの方法で移行することが可能。また、目標値を105~200%の間で1%刻みで自由に設定できる(目標値を設定しないことも可能)。目標達成の判定は、契約日からその日を含めて1年経過以後、毎営業日に行う。
その他の主な特約は、初期死亡円保証特約、円入金特約、外貨入金特約、円支払特約、介護年金移行特約、年金移行特約、遺族年金支払特約、指定代理請求特約。