2018.10.10 日本生命 「ロングドリームGOLD」改定 定期支払金タイプ新設

 日本生命は10月から、「ロングドリームGOLD2」(ニッセイ指定通貨建積立利率変動型一時払終身保険〈米ドル建・豪ドル建〉)を全国の提携金融機関で発売した。「ロングドリームGOLD」を進化させた後継商品で、従来の複利で「ふやすタイプ」に加えて、新たに毎年定期支払金を「うけとるタイプ」を選択できるようになった。また、契約後は円建終身保険として「のこすコース」に、年金として「つかうコース」に移行できるなど、ニーズにきめ細かく対応する改定を行った。

 ロングドリームGOLD2は、契約時にふやすタイプ、うけとるタイプから選択し、契約から1年経過以降、のこすコース、つかうコースに移行できる外貨建ての一時払終身。被保険者が死亡した日の「積立金額(指定通貨)」か「解約払戻金額(指定通貨)」のいずれか大きい金額を死亡保険金として支払う。
 指定通貨は米ドル・豪ドルから選べるが、契約後に変更することは不可。契約後は利率更改時にうけとるタイプからふやすタイプへのみ変更できる。
 ふやすタイプは、積立利率に従って積立金を増やし、解約払戻金の円換算額に目標金額を設定することができる。目標金額は一時払保険料(円)の105~200%(5%刻み)で設定でき、契約後は100%の設定も可能。目標金額の設定は必須ではなく、設定を取り消すこともできる。契約から1年経過以降、解約払戻金の円換算額が目標金額に到達したとき、のこすコースに移行する。なお、目標金額に到達しない場合や目標金額を設定しない場合でも、契約から1年経過以降、申し出によりのこすコースまたはつかうコースに移行できる。
 うけとるタイプは、契約応当日に被保険者が存在しているとき、積立利率に従って増えた分を定期支払金として支払う。契約から1年以降、申し出によりのこすコースまたはつかうコースに移行できる。
 また、のこすコースはふやすタイプで目標金額に到達したときや、ふやすタイプ、うけとるタイプで申し出をすることにより移行できる円建終身保険。解約払戻金の円換算額が移行時の積立金額となり、所定の利率が適用される。申し出によりつかうコースに移行可能。つかうコースは、ふやすタイプ、うけとるタイプ、のこすコースで主契約を解約し、解約払戻金を円建年金(5年・10年・15年の確定)に換えて受け取ることができる。解約払戻金の円換算額が年金原資となり、年金支払期間中は所定の利率が適用される。
 被保険者年齢は15~90歳、一時払保険料は最低1万米(豪)ドルか100万円、最高7億円相当額。初期費用はなく、解約控除は最大6%ある。告知は不要。
 ふやすタイプのみ、新たに設置した「円建死亡保険金特約」を付加できる。死亡保険金を円に換算して支払うとともに、その金額を一時払保険料(円)で最低保証する特約で、付加すると保証される期間中、積立利率が低くなる。保証される期間は2年間(契約時の被保険者が76~90歳の場合)と5年間(同じく15~75歳の場合)。
 この他、うけとるタイプで付加できる「定期支払特約」「定期支払金円支払特約」、つかうコースへの移行を申し出る際に付加される「解約払戻金の年金支払に関する特約」などがある。
 なお、同商品の「契約締結前交付書面兼商品パンフレット」は一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会から、UCDA認証「見やすいデザイン」を取得した。