2018.09.27 フコクしんらい生命 一時払終身保険で新商品 「利率更改型」を発売

フコクしんらい生命は10月1日、無告知型の円建て終身保険「利率更改型一時払終身保険」を発売する。低金利環境下で、顧客の死亡保障ニーズや資産運用ニーズを満たす円建て商品として開発。契約後10年間の死亡保険金額を抑えることで元本復帰時期を早め、かつ解約返戻率を高くした。また、契約時に計算される死亡保険金額や解約返戻金額が契約後に減少することはなく、将来の金利上昇に応じた死亡保険金額・解約返戻金額の増加が期待できる仕組みとなっている。
 利率更改型一時払終身保険は、無告知型のため健康状態や職業の告知が不要。契約時の予定利率は直近金利に応じて機動的に毎月設定する。
 契約後10年間の死亡保険金額を抑えることで、同社が現在扱っている「一時払終身保険」よりも元本復帰時期を早め、かつ解約返戻率を高く設定した。
 契約年齢は15~79歳。第1保険期間は契約日から起算して10年、第2保険期間は第1保険期間の満了日の翌日から終身。
 死亡保険金として、被保険者が第1保険期間中に死亡した場合は被保険者の死亡時における解約返戻金(責任準備金)と一時払保険料(基本保険金額)のいずれか大きい額を、また、被保険者が第2保険期間中に死亡した場合は保険金額を、それぞれ死亡保険金受取人に支払う。
 契約日から30年ごとの年単位の契約応当日である「予定利率更改日」の予定利率が予定利率更改日以後の予定利率を最低保証する利率である「最低保証予定利率」を上回る場合は、当該予定利率更改日以降の死亡保険金を、予定利率更改日の予定利率に基づき算出される保険金額に増額する。
 一時払保険料100万円、契約時予定利率0.50%、60歳男性の場合、第2保険期間開始日の死亡保険金額は106万2700円、元本復帰時期は4年11カ月後、解約返戻率は10年後101.6%、20年後103.9%。60歳女性の場合、第2保険期間開始日の死亡保険金額は107万2300円、元本復帰時期は4年11カ月後、解約返戻率は10年後101.6%、20年後104.3%となる。
 なお、同条件で、同社既存商品「一時払終身保険(5年ごと利差配当付終身保険)」の60歳男性の場合、契約時死亡保険金額は102万9300円、元本復帰時期8年2カ月後、解約返戻率は10年後100.2%、20年後101.4%。60歳女性は契約時死亡保険金額が103万8200円、元本復帰時期7年6カ月後、解約返戻率は10年後100.3%、20年後101.7%。