2018.09.25 T&Dフィナンシャル生命 「みんなにやさしい終身保険」改定 「通貨分散コース」新設 円貨と外貨を組み入れ

T&Dフィナンシャル生命は、「みんなにやさしい終身保険」(無配当終身保険〈死亡保険金額増加・Ⅰ型〉)を改定し、10月1日から販売開始する。職業告知のみで幅広い年齢の人が死亡保障を確保できる一時払終身保険で、今回、これまでの特徴を維持したまま、95歳まで加入可能な「通貨分散コース」を追加。円貨と外貨を組み入れることで、為替変動の影響を抑制しつつ死亡保障を増やすことも期待できる商品となった。

 みんなにやさしい終身保険は、円貨コースと通貨分散コースから選択可能。円貨コースは、契約時に将来の死亡保険金額と解約払戻金額が円で確定する。
 業界初(2018年8月末、同社調べ)となる通貨分散コースは、円貨と金利の高い外貨を一定割合組み入れ、通貨分散することで為替変動の影響を抑制しつつ、死亡保障を増やすことが期待できる。契約時に連動通貨組入特則を適用することで、顧客のリスク許容度に応じて、組入通貨を豪ドル・米ドルから、組入割合を円貨割合50%・通貨組入割合50%または円貨割合75%・通貨組入割合25%から選択できる。円貨コース、通貨分散コース共に市場価格調整がないため、金利変動リスクはない。
 円貨コースは50~80歳まで、通貨分散コースは50~95歳まで職業告知のみで加入可能。医師の診査や健康状態の告知なしで、幅広い年齢層が死亡保障を確保できる。
 一時払保険料は最低300万円から、最高6億円まで申し込みできる。
 また、円貨コースは死亡保険金額が契約当初から一時払保険料を上回る。さらに契約から5年後、10年後にも死亡保険金額が増加する。
 基本保険金額が2000万円以上の場合は高額割引が適用されるので、2000万円未満に比べて死亡保険金額がさらに増加。なお、通貨分散コースの場合、対象となる為替レートの変動により、一時払保険料を下回る可能性がある。
 一時払保険料は、50~69歳が300万~4億円、70~79歳が300万~5億円、80~95歳が300万~6億円(いずれも1万円単位)となる。
 主な特約として、生存給付金支払移行特約、外貨支払特約、介護年金支払移行特約、指定代理請求特約、新遺族年金支払特約、年金支払移行特約(Ⅰ型)―がある。