2018.08.27 損保ジャパン日本興亜 自動車保険「乗るピタ!」12時間単位で加入可能

損保ジャパン日本興亜は、友人や家族の自動車を借りた時などに12時間単位で加入できる自動車保険「乗るピタ!」を、来年1月から提供開始する。車を所有しない人が、車を借りた際の「乗りたい時に乗りたい分をぴったり補償してほしい」という要望に応えた商品。スマートフォンやパソコンでの簡単な手続きで、保険料400円から加入できる。12時間単位で加入が可能な自動車保険は、損保会社で初めての提供となるという。

 乗るピタ!は、ドライバー保険に「時間単位型ドライバー保険特約」をセットした契約のペットネーム。記名被保険者は車を借りて運転する本人(運転免許証を持つ人)1人で、対象の自動車(借用自動車の対象範囲)は自家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車。記名被保険者(車を借りて運転する本人)またはその配偶者が所有する自動車、法人が所有する自動車、レンタカーなど一部の自動車は対象外となる。
 保険期間は12時間単位で最長7日間までで、保険料はクレジットカード払いとなる。
 「ライトプラン」「基本プラン」「安心プラン」の3プラン。基本プランの場合、保険料は0.5日間(12時間)で1200円、1日(24時間)で1500円。保険金額無制限の対人賠償責任保険、対物賠償責任保険に、保険金額1000万円の搭乗者傷害特約(一時金払)、保険金額300万円の借用自動車の車両復旧費用特約(自己負担額15万円)、借用自動車のロードアシスタンス特約(保険金額15万円限度)が付帯される。借用自動車の車両復旧費用特約が付かないライトプランでは、0.5日の保険料が400円となる。
 安心プランでは、保険金額3000万円の人身傷害保険や借用自動車の事故時代車費用特約(1日当たり5000円・30日限度)が付く他、保険金額1000万円の人身傷害死亡・後遺障害定額給付金特約が自動セットされ、0.5日の保険料は1600円となる。
 この他、対物全損時修理差額費用特約が全てのプランに自動セットされる。
 2019年1月1日以降を保険始期日とする契約から提供。同社では、運転診断結果に応じて、初めて自動車保険に加入する人の自動車保険料を最大20%割引する安全運転支援カーナビアプリ「ポータブルスマイリングロード」と合わせての利用を勧めていく。
 「実家に帰った時に、ちょっと親の車を借りて出掛けたい」「友人の車でドライブ旅行をしている最中に運転を代わってあげたい」など、自動車を保有しない若年層を中心に一時的な自動車利用を行う機会が増えており、こうしたケースを補償する保険のニーズが高まっているという背景がある。