2018.07.20 “住友生命「Vitality」”が上陸 健康増進型保険 発売

住友生命は、健康増進型保険“住友生命「Vitality」”を7月24日に発売する。保険契約と健康プログラム契約とで構成される商品で、従来の保障に加え、顧客の日々の健康増進活動をポイント化し、累計ポイントに応じて判定されるステータスに基づいて保険料が変動するとともに、特典(リワード)の提供を行う仕組み。同社は2016年7月、南アフリカの金融サービス会社ディスカバリー、ソフトバンクと共に、キャッチフレーズ「日本をもっと健康に」を掲げた「Japan Vitality Project」を発表。ディスカバリー社が開発し、世界17の国と地域で提供されている健康増進プログラム「Vitality」の日本市場導入に向けた取り組みを進めてきた。日本では住友生命が独占契約を締結、今回が初上陸となる。発売に先立ち、7月17日に千葉県浦安市の「舞浜アンフィシアター」でメディア発表会が開催された。

 “住友生命「Vitality」”は、「加入後毎年の健康診断や日々の運動等、継続的な健康増進活動を評価し、保険料が変動する」のが特徴で、「リスクそのものを減少させる」ことを目的とした商品。「加入時またはある一時点の健康状態を基に保険料を決定し、病気等のリスクに備える」従来の生命保険とは一線を画した先進性を有する。保険契約に健康増進乗率適用特約を付加し、Vitality利用料として、月額864円が必要。
 Vitality健康プログラムでは、健康増進への取り組みを三つのステップを通じて応援し、楽しみながら健康になれるよう契約者をサポートする。1年間の累計ポイントに基づきステータスを判定。ポイントは1年ごとに0ポイントとなるが、ステータスは翌年1年間継続されるため、期中により良いステータス基準を達成すればステータスがアップする。
 保険料は加入時点で、Vitality健康プログラムを利用しない場合と比べて15%の割引となり、その後はステータスに応じて変動、最大30%まで割引可能となっている。
 就労不能・介護、死亡、医療の保障などを幅広く組み合わせた「プライムフィット 未来デザイン1UP Vitality」の加入時の月払保険料は、モデル契約例(契約年齢50歳)でVitality健康プログラムを利用しない場合(Basic)、男性が2万9円となるのに対し加入時15%割引で1万7165円となる。最大の30%割引では1万4325円。女性が同じく1万6154円のところ加入時15%割引で1万3841円となる。最大の30%割引では1万1530円。
 また、けがや病気による入院・手術に重点的に備える「ドクターGO Vitality」の加入時の月払保険料は、モデル契約例(契約年齢50歳)でVitality健康プログラムを利用しない場合(Basic)、男性が1万4648円となるのに対し加入時15%割引で1万2450円となる。最大の30%割引では1万253円。女性が同じく1万3018円のところ加入時15%割引で1万1065円となる。最大の30%割引では9112円。
 特典(リワード)は、「Vitality」の理念・目的に共感した11社のパートナー企業との提携により提供。一例として、Vitality会員専用のソフトバンクオンラインストアで対象のスマートフォンを購入すると無料でウェアラブルデバイスを受け取れる他、「スマート体組成計2」を2400円割引で購入できる等の特典を受けられるなど、健康増進活動への取り組みと継続をサポートする。
 メディア説明会で橋本雅博社長は、同商品について「お客さまに健康的な活動を促し、病気などを患うリスクの減少に寄与するという点において大変画期的なスキーム。一緒に健康を目指しましょうとお客さまにポジティブなお勧めができる商品だ」と強調。記者に発売の狙いについて聞かれると、「生保業界にイノベーションの嵐を巻き起こしたい」と述べ、販売目標として「10年で500万件」を掲げた。
 ディスカバリー社のエイドリアン・ゴアCEOは「Vitalityプログラムはディスカバリーグループの掲げる『人々をより健康にしたい、その人生をより豊かにし、そして守りたい』という理念を具現化したもの」と説明。「積極的に契約者の行動変容を促すことで死亡率等を改善し、保険数理的な余剰を生み出すだけでなく、その一部をインセンティブという形で契約者に還元し、創造した価値を全てのステークホルダーと共有する仕組み」で、そのメリットは契約者、保険会社、社会にもたらされると話した。
 また、ソフトバンクの宮内謙社長は「16年7月に橋本社長とゴアCEOと3人でJapan Vitality Projectのスタートを切って以降、当社ではテクノロジーの側面からどのような貢献ができるのか検討を繰り返してきた」と振り返り、「当社を含めたリワードパートナーと一緒になって盛り上げていきたい」と抱負を語った。