2018.05.09 ソニー生命 医療保険で新商品・特約 「三疾病」の保障 充実化

 ソニー生命は7月2日、医療保険の新商品を発売する。「メディカル・ベネフィット」は、日帰り入院を含め1日目からの入院保障の他、既存商品の「三大疾病」より対象疾患の範囲が広い「三疾病」(がん〈上皮内がん等を含む〉・心疾患・脳血管疾患)による入院の支払日数を無制限とするなど保障内容の充実化を図った。また、「メディカル・ベネフィット リターン」は、同様の保障を備えつつ、所定の年齢まで入院や手術等がなかった場合、既払込保険料相当額の健康還付給付金を支払う。特約として、「入院一時給付金特約 無配当」「三疾病入院給付特約 無配当」「女性特定手術給付特約 無配当」も併せて発売する。同社は、1992年から総合医療保険を販売。近年は入院日数が短期化する一方、脳血管疾患等の重大疾患の入院は長引く傾向で、今回、こうした環境変化を受けて新商品を開発したとしている。
 「メディカル・ベネフィット」(総合医療保険〈無解約返戻金型〉18 無配当)は、病気やけがで入院したとき、日帰り入院も含め入院初日から入院給付金を支払う。
 手術給付金の支払事由が公的医療保険制度と連動。公的医療保険制度によって手術料が算定される手術を受けたとき等に、手術給付金等を支払う。
 1回の入院当たりの支払限度は60日・120日・360日型から、また死亡給付金倍率は0倍・10倍・100倍から選べる。
 三疾病による入院は支払日数無制限。手術は病気やけがの場合の2倍を支払う。
 1入院の支払限度「120日型」で、入院給付金日額5000円、死亡給付金倍率100倍、保険期間・保険料払込期間終身、個別扱の月払保険料は、40歳男性が2890円、女性が2550円となる。
 一方、「メディカル・ベネフィット リターン」(健康還付給付金特則付総合医療保険〈無解約返戻金型〉18 無配当)は、健康還付給付金支払日まで入院等がなかった場合、既払込保険料相当額を健康還付給付金として支払う。入院給付金等の支払いがあった場合は、既払込保険料相当額から入院給付金等の支払額を差し引いた金額を支払う。
 健康還付給付金を受け取る年齢は、50~80歳から選択可能。健康還付給付金を受け取った後も、保険料は加入時のままで、一生涯の保障が継続する。
 入院や手術等についての基本的な保障内容は、「メディカル・ベネフィット」と同様。
 1入院の支払限度「120日型」、入院給付金日額5000円、健康還付給付金支払年齢70歳、保険期間・保険料払込期間終身、個別扱の月払保険料は、40歳男性5345円、女性は4960円。
 また、併せて両商品に付加できる特約を3種発売。「入院一時給付金特約(無配当)」は、入院時の諸費用等について、一時金で包括的にカバーする。「三疾病入院給付特約(無配当)」は、三疾病について、主契約の入院保障に上乗せして保障。また、「女性特定手術給付特約(無配当)」は、女性特定部位(乳房、子宮、卵巣、卵管、甲状腺、副甲状腺)に対する手術について、重点的に保障する。
 この他、「メディカル・ベネフィット」「メディカル・ベネフィット リターン」に付加できる既存の特約として、「低解約返戻金特則付特定疾病診断給付金特約(無配当)」「先進医療特約(無配当)」「抗がん剤治療特約(無配当)」がある。