2018.02.15 三井住友海上あいおい生命 新医療「Aプレミア」、終身新プラン発売へ
三井住友海上あいおい生命は4月2日から、新商品「&LIFE 新医療保険A(エース)プレミア」(正式名称:低・無解約返戻金選択型医療保険〈18〉無配当)を発売する。短期入院や長期入院をさらに手厚く保障し、「退院後の通院」にも対応する他、介護、認知症の保障を充実化。従来商品「&LIFE 新医療保険Aプラス」で、顧客から好評だった点を強化・拡充するとともに、医療技術の進歩や社会環境の変化を踏まえた新たな保障やサービスを追加し、高度化・多様化する顧客のニーズに幅広く応える。同時に、これまでの「終身介護保障特約」をリニューアルして、「終身介護・認知症プラン」も発売。介護の中でも負担の大きい認知症介護状態への保障を追加した。
「&LIFE 新医療保険Aプレミア」は、入院日数が短期化する一方、重大な疾病では入院が長期化する現状を踏まえ、主契約の保障を拡充する特則を新設した。
「初期入院10日給付特則」では、10日以内の入院でも一律10日分の入院給付金を保障。また、「八大疾病入院無制限給付特則」では、八大疾病(注)による入院は、1回・通算共に、支払限度日数無制限で保障する。
退院後の通院治療について保障する特約も新設。「通院給付特約」(無解約返戻金型〈18〉)では、病気・けが共に、退院後の所定の通院を保障する(往診・訪問診療も含む)。
また、特約の拡充、特則の新設により、介護や認知症への備えをより強化。「終身介護保障特約」(無解約返戻金型〈18〉)で、「要介護2」以上または、所定の生活介護状態等を一時金、年金で保障するとともに、「認知症一時金給付特則」では、所定の認知症介護状態を一時金で保障する(保険期間を通じて1回限り)。
抗がん剤による治療費用を給付金で保障する「抗がん剤治療給付特約」(無解約返戻金型〈18〉)も新たに設定。入院の有無を問わず、所定の抗がん剤治療を月ごとに1回まで保障することで、がんへの備えを強化した。経口によるもの、ホルモン剤治療等も保障し、健康保険適用外となる先進医療や患者申出療養制度等による治療も保障の対象となる。
「出産」「不妊治療」を保障する「女性サポート給付金付がん診断給付特約」も新設。これを追加することで、契約年齢16~40歳の女性を対象に、所定の出産、特定不妊治療、がん(診断確定)を一時金で保障する。
この他、業界初(2018年2月現在)となる加入者専用サービスとして、「生活習慣改善支援プログラム」を開始。同社の提携企業による有償サービスで、対象者に「脳血管疾患の再発予防セルフケア」支援サービスを提供する。
「Aプレミア」の契約年齢は0~85歳で、保険期間は終身。入院給付金日額は3000~2万円(1000円単位)。
今回、同時に、認知症治療等の介護リスクに備える新商品「終身介護・認知症プラン」(正式名称:終身保険〈低解約返戻金型〉無配当/終身介護保障特約〈無解約返戻金型〉〈18〉認知症一時給付金特則付)も発売する。同社では、12年12月に、支払事由が公的介護保険制度と連動した「終身介護保障特約」を発売。今回、同特約をリニューアルし、介護の中でも負担が大きい認知症介護状態への保障を追加し、社会問題化しつつある介護への不安に、より手厚く備えることができるようにした。
「終身介護・認知症プラン」は、要介護状態になったときに、一時金・年金を受け取れるもので、自宅の改修等の初期費用は一時金、毎年かかる介護費用は年金で備えることが可能。
公的介護保険制度に定める「要介護2」以上に該当した場合に給付金を受け取れ、約款所定の生活介護状態・高度障害状態になったときにも一時金・年金を受け取ることができる。
認知症一時金は、①病気やけがで約款所定の認知症介護状態が180日以上継続していることが医師によって診断確定されたとき②第1回の介護障害年金を受け取ったとき、または、すでに第1回の介護障害年金を受け取っているとき―の両方共に該当した場合に支払われる。
介護障害年金を一生涯確保したい人には「終身年金」を、一定の期間のみ割安な保険料で確保したい人には「5年確定年金」を用意。要介護状態になったときの介護障害一時金は、年金額の「1倍」「2倍」「4倍」「なし」の四つの型から、認知症一時金に関しては「50万円」「100万円」「200万円」「300万円」の4パターンから選択できる。
国民生活基礎調査(16年)によると、公的介護保険制度での要支援・要介護認定者数は年々増加し、「介護が必要になった主な原因」として、認知症が最も多く挙げられた。同社では、こうした背景を踏まえ、同プランの発売に至ったとしている。
(注)がん(上皮内がん含む)、心疾患、脳血管疾患、高血圧性疾患・大動脈瘤等、糖尿病、肝疾患、腎疾患、膵疾患。