2018.02.02 大同生命 指先採血で医師診査不要に、テレビ電話でオペレーターが案内
大同生命は、2月から新しい診査方法として「セルフ検査 on TV」を導入する。医師による診査に替えて、「健康状態の告知」「血圧測定」「指先からの採血検査(指先採血検査)」を顧客自身が行うもの。従来は、診査のため嘱託医への訪問などが必要な場合があったが、導入によって、医師の診査を受けずに申し込みできるようになる。顧客自身がテレビ電話機能を利用して指先採血検査を実施する取り扱いは、生命保険業界で初(2018年1月現在同社調べ)。指先採血検査の検査結果は、顧客に郵送。数値だけではなく健康管理のための運動・食事・生活習慣に関するアドバイスを掲載し、健康管理に役立てることができるとしている。
「セルフ検査 on TV」では、営業担当者が契約手続き等で使用するタブレット型営業端末「エース・ウィズ」に搭載のテレビ電話機能を利用してセルフ検査を実施する。病院に行かずに、顧客の会社や自宅での手続きが可能となる。
まず、「健康状態の告知」の後、血圧測定と指先採血検査を実施する。テレビ電話を通じて、検査担当オペレーターのガイダンスに沿って、血圧測定と指先採血検査を行う。所要時間は35分程度。
指先採血検査は、自分で簡単にできるDEMECAL(デメカル)検査キットを使用。デメカルは、指先からのわずかな血液(数滴分)で検査でき、検査精度は医療機関の採血検査と同等という。
「セルフ検査 on TV」を利用した顧客には、後日、血液検査結果表を郵送。検査日から1~2週間で届く。
詳しい結果(脂質検査や肝機能検査などの計13測定項目)と健康管理のための運動・食事・生活習慣に関するアドバイスで、健康管理に役立てられるとしている。
大同生命では、健康経営の実践をサポートするウェブサービス「KENCO SUPPORT PROGRAM」を提供している。継続して利用する場合、ウェブサービス内でデメカルの割引提供も行う。
同社では、「セルフ検査 on TV」の導入で、保険契約の申し込み手続きにかかる顧客の負担を軽減するとともに、顧客の健康状態の確認や健康管理に役立てられるとしている。