2018.01.15 メディケア生命 スマホ対応、銀行連携などが奏功、ネット申し込み急増

メディケア生命のネット申し込みが急速に伸びている。2017年10月23日にスマホでの申込完結を可能にし、認知度もアップしたことによる。毎月平均290件程度だった申込件数が、11月からは400件超となった。また、11月2日からは、同社初の金融機関でのネット申し込み(百十四銀行HP経由)も開始。現在金融機関ネット申し込みに対応しているのは、医療保険「メディフィットA」、特定疾病一時給付保険「メディフィットPlus」、限定告知型医療保険「メディフィットRe」の3商品だが、今後さらに拡大する予定。また、複数行が検討中で、対応する銀行はさらに広がる見込みだ。

 同社では、14年7月からネット申し込みをスタート。通信環境の改善やWi―Fi利用の拡大、自ら保険を検討する人の増加などから、同社商品へのネットからの申込みは徐々に増えてきた。昨秋、スマホでの契約を可能にさせたことで利用がさらに加速しており、直近では、ネット申し込みでのスマホ利用が50%を超えたという。
 また、金融機関からのネット申し込みの方法は、金融機関のHPで、メディケア生命のボタンをクリックし、事前同意、意向把握シートの記入などを行った後、メディケア生命のネット完結スキームに遷移。マイページの登録や、申込手続き(告知や収納手続きなど)を行い、申込受付となる。
 メディケア生命は、金融機関に対して申込情報リストを送信。金融機関側では、融資規制、特定関係法人等を確認し、それらに該当する顧客に対してはメールで連絡し、別の申込方法(生保直扱い加入等)の説明をする。確認結果を、メディケア生命に送信し、メディケア生命の査定部門で引き受け可否の最終判断を行う。
 引き受けOKの顧客に対しては、メディケア生命から本人確認書類等の送付を依頼し、同書類を受領すれば契約成立となる。一方、引き受けができない場合は、顧客のマイページ宛てに不承諾の連絡をするといった流れだ。
 金融機関のサイトでは、①金融機関HPトップページ②保険のネット申し込みボタン③見積もりボタン④重要事項の説明ページ(確認・同意)⑤募集制限質問事項⑥商品一覧ページ(メディケア生命のページ)―の順に遷移する。
 一方、通常の申し込みでスマホを利用する場合は、メディケア生命のページ上部の「クイックシミュレーション」のボタンから簡単に見積もり・申し込みをすることができる。同ボタンをタッチし、次画面で生年月日と性別を入れ「見積もりを開始する」ボタンをタッチすれば見積額が表示される。保険料払込期間、入院給付金日額、手術給付金の型、疾病入院給付金の特則を順に選択し、さらに先進医療などの複数の特約を選んでいけば、保険料が自動で計算される。その場で「申し込み」が可能で、さらに詳しく知りたい場合は「資料請求する」のボタンから資料送付の依頼をすることもできる。
 住友生命代理店事業部部長でメディケア生命取締役の岩井豊城氏は、「ネット申し込みが一般的になってきたことやスマホ利用者の増加などから、メディケア生命でもネット申し込みを本格化させた。分かりやすい商品性とスマホとの親和性も高く、取扱金融機関も増える見込みのため、さらなる契約の伸展が望める」との見通しを示す。今後も、「お客さまのニーズを追求し利便性を高めていく」方針だ。