2017.12.25 ダイレクト自動車保険 17年度第2四半期決算、元受正味保険料4.9%増加

ダイレクト自動車保険9社(ソニー損保、アクサ損保、チューリッヒ保険、セゾン自動車火災、三井ダイレクト損保、SBI損保、イーデザイン損保、そんぽ24、アメリカンホーム)が発表した2017年度第2四半期決算によると、9社の元受正味保険料などの合計は前年同期比4.9%増の1682億円となった。7社が前年度実績を上回り、そのうち3社は2桁の伸び率を示すなど好調を維持している。

 ソニー損保の自動車保険の元受正味保険料は前年同期比11.1%増の486億円と2桁の伸びを記録した。自動車保険と医療保険を合わせた保有契約件数は17年9月末で201万件となった。主力商品である自動車保険の保有契約件数が伸びた結果、全体の正味収入保険料は同9.9%増の537億円、経常収益は同9%増の547億円だった。また、自動車保険の事故率が低下するとともに正味収入保険料が増加したことなどにより、正味損害率は同3.5ポイント低下して53.2%となった。その他、経常利益と中間純利益も大きく増加した。
 アクサ損保の自動車保険の元受正味保険料は同3.7%増の258億円だった。主力の自動車保険やペット保険が堅調な伸びを示したことにより、全体の元受正味保険料は同4.2%増の273億円、中間純利益も同78.9%増加するなど、増収増益を達成。正味収入保険料は、自動車保険の特約比例再保険の出再率の引き下げにより出再保険料が減少した結果、同5.8%増の268億円となった。
 チューリッヒ保険の自動車保険の元受正味保険料は、新規契約・継続契約が前年並みに安定的に推移し、同6%増の192億円だった。
 セゾン自動車火災の自動車保険の元受正味保険料は、引き続き大幅な伸びを示し、同20.2%増の191億円となった。
 三井ダイレクト損保の自動車保険の元受正味保険料は、同0.4%増の184億円と前年度実績を上回った。
 SBI損保の自動車保険の元受正味保険料は、同6.8%増の171億円と好調に推移している。
 イーデザイン損保は、正味収入保険料が同13.5%増の137億円と2桁の成長を維持した。
 そんぽ24の自動車保険の元受正味保険料は、同6.3%減の60億円だった。
 アメリカンホームは、16年12月1日以降の自動車保険の契約更改を終了している。