2017.09.21 損保ジャパン日本興亜 スマホアプリで自動車安全運転診断、保険料最大20%割引
損保ジャパン日本興亜は、運転診断結果に応じて自動車保険料を最大20%割引する「安全運転割引」を導入し、8月21日からこの割引に連動するスマートフォンアプリの提供を開始した。スマートフォンアプリの運転診断機能を活用した保険料割引は、国内の保険会社で初となる。
対象商品は、「THEクルマの保険(個人用自動車保険)」と「SGP(一般自動車保険)」で、契約自動車が自家用8車種の自動車に限る。
「運転診断」の実施に当たって特殊な専用機器は不要で、日常的に利用するスマートフォンのみを活用する。
損保ジャパン日本興亜と新たに締結する自動車保険契約(注)で、契約期間の初日が2018年1月1日以降の契約が対象。事故有係数適用期間が0年である場合に限り、契約期間が1年を超える契約の場合は、初年度のみ同割引が適用される。
記名被保険者が個人かつ運転診断を受ける人と同一であることが必要で、ファミリーバイク特約など、一部の特約などの保険料には割引が適用されない。
契約締結前に、顧客がスマートフォンアプリ「ポータブルスマイリングロード」をダウンロードした上で、レンタカーや自家用車などで一定期間の「運転診断」を実施し、独自のアルゴリズム、データ・クレンジング技術等により、ドライバー本人の走行データであることを特定して、運転特性を分析。運転履歴に基づき算出された割引スコアに応じて、「安全運転割引」として保険料を割引する。
割引を得るために必要なデータは、損保ジャパン日本興亜が有効と判断した「5日以上かつ10時間以上の走行データ」など、一定の条件が必要となる。
契約期間の初日の10日前時点から過去180日間の走行情報等に基づき、同社が割引スコアを算出。割引スコアに応じた割引率を適用し、6(S)等級で80~100点なら、20%の割引率となる。
自動車以外の走行や、本人以外の走行と思われるケースは、割引算出の対象データから除外するデータ・クレンジング技術を活用する。
なお、「安全運転割引」について分かりやすく説明する「安全運転おトク講座」の動画を公式ウェブサイトで公開している。
損保ジャパン日本興亜は、「安全運転割引」を通じて、顧客にとって“納得感のある保険料”を提供すると同時に、安全運転の促進を一層図り、“事故のない社会”の実現を支援していくとしている。
(注)初めて自動車保険に加入する場合とセカンドカーの自動車保険に加入する場合(契約の等級が6(S)等級または7(S)等級の場合)。