2017.09.15 SBIいきいき少短 ネット割引で低廉保険料の新商品、ペット保険市場参入

 SBIいきいき少額短期保険は、8月にペット保険発売に関する届出内容の承認を取得、9月19日に新商品を発売して、ペット保険市場に参入する。国内のペット保険の普及率は約6%(注1)で、英国の普及率25%と比べると低い水準にとどまっており、同社では、飼育に伴う経済的負担が背景にあると指摘。今回、インターネットを活用して大幅にコストを削減することで、業界最安水準(注2)の保険料を実現したとしている。今後、ペット保険業界での存在感を高め、ペット保険の一層の普及と、飼い主の経済的不安の解消に貢献していきたい考え。発売に伴い、「SBIいきいき少短のペット保険 発売記念プレゼントキャンペーン」を実施する。

 「SBIいきいき少短のペット保険」は、入院・手術・通院にかかる治療費用を補償する。保険金の支払回数制限はなく、1日当たりの限度額もない。保険は一生涯継続可能で、保険料も12歳以降は上がらない。
 加入対象は犬(小型、中型、大型)と猫の4区分で、新規加入年齢は生後2カ月から7歳11カ月。保険期間は1年間で、更新することで終身補償が可能。初年度の疾病補償には責任開始日から1カ月の待機期間がある。全国の動物病院で対応し、ウェブでの申し込みの場合は保険料が全期間10%割引される。
 治療費用の50%を補償する「プラン50」の支払限度額は年間50万円、1日当たりの免責金額は5000円。同じく70%を補償する「プラン70」の支払限度額は年間70万円で、1日当たりの免責金額は7000円(両プランとも免責金額のあるタイプは「ライト」と呼称され、他に免責金額設定のない「スタンダード」もある)。なお、「治療費用」はペットが動物病院で疾病・けがで通院・入院・手術に要した治療費用全額をいい、「支払限度」は年間総額に対してのみで、通院・入院・手術ごとの限度額・支払回数の制限はない。
 ウェブ割引後の月払い保険料例(プラン50ライト〈免責あり〉)は、加入年齢0~2歳の場合、小型犬630円、中型犬675円、大型犬810円、猫585円となっている。
 SBIいきいき少短の参入で、ペット保険を取り扱う会社は、損保4社、少短11社の計15社となる。ペット保険の普及率はまだ低いが、ペットの医療費の増大を背景に潜在的なニーズは高く、日本少額短期保険協会の調べでは、ここ数年毎年20%以上のペースで加入が増えているという。
 SBIいきいき少短は、SBIグループの一員として、ペット保険分野でも、ネットの活用により保険料を抑えた商品を顧客に提供するとともに、これまで生保事業で培った経験を生かし、顧客に寄り添ったサービスを提供していくとしている。
 (注1)「ペット保険を扱う損保2社+少短協会計の16年度末保有件数/ペットフード協会の犬猫飼育数」で同社推計。英国の普及率は日本少額短期保険協会調べ。
 (注2)SBIいきいき少短が、9月1日時点でウェブ申し込みが可能で次の条件で比較可能な他の保険会社等9社の犬(トイプードル)と猫のペット保険商品と比較した結果、9社全てについて0~10歳のうち過半数の年齢帯で同社のペット保険料が下回った。「保険期間:1年、補償内容:入院・通院・手術を含む治療費用、補償割合:70%、免責金額:なし、特約:賠償責任保険など治療費用以外の費用を補償するための特約は付加しない、保険料払込方法:月払い、比較適用割引:継続契約も含めて適用されるもので、かつ全てのペットに適用可能な割引を適用」