2017.08.30 日本生命 指定通貨建変額保険「夢のプレゼント」、給付金 円受取額に目標値

 日本生命は8月21日、新商品「夢のプレゼント(ニッセイ指定通貨建生存給付金付変額保険〈米ドル建・豪ドル建〉)」を、10月から全国の銀行等、提携金融機関で発売すると発表した。同商品は、契約の1年後から生存給付金を受け取れる一時払の変額保険。生存給付金を毎年、円で一定額となるように調整することを目指す、業界初(2017年8月現在、同社調べ)となる機能を有している。生前贈与や生活費として活用することができる商品となっている。

 「夢のプレゼント」は、「円で目標設定タイプ」と「そのまま受取タイプ」の2タイプある。「円で目標設定タイプ」では、生存給付金の円受取額に目標を設定し、毎年、円で一定額となるように調整することを目指す。「そのまま受取タイプ」では調整しない。
 生存給付金の受取人を家族とすることで「生前贈与」として、あるいは契約者自身とすることで「生活費」として、それぞれ活用できる。贈与する際には、同社から発行する「お支払通知」が贈与の記録となる。
 また、満期まで生存した場合、生存給付金合計額は元本(外貨建)を下回らない。満期を迎えるまでに死亡した場合は、死亡保険金が支払われ、すでに支払った生存給付金と合計して元本(外貨建)を下回らないように最低保証される。
 一時払保険料(基本保険金額)の最低額は、外貨建で入金する場合、3万米ドルもしくは3万豪ドルで、円で入金する場合は300万円。最高額は7億円相当額で、増額や減額はできない。
 年齢範囲は、保険期間10年で15~85歳、同15年または20年で15~80歳、同30年(米ドルのみ)で15~75歳。生存給付金受取人は契約者または3親等内の親族から1人、死亡保険金受取人は3親等内の親族となる。
 なお、「夢のプレゼント」の「契約締結前交付書面兼商品パンフレット」は、一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会より、UCDA認証「見やすいデザイン」を取得している。同社によれば、金融機関代理店向け生命保険商品の「契約締結前交付書面兼商品パンフレット」で同認証を取得したのは、日本生命が初。