2017.03.07 住友生命、「1UP」を拡充、就労不能に特化した新商品を発売
住友生命は3月23日から、新たな主力商品の特約組立型保険「プライムフィット」をはじめ、子ども向け総合保障商品「わんぱっく」、女性専用パッケージプラン「1UP WOMAN」を発売するとともに経営者向け保険「繁栄1UP」のレベルアップを行う。同社では、この大幅な商品ラインアップの拡充により、生活保険「1UP(ワンアップ)」を、より多くの顧客に届けることができるとしている。
新主力商品「プライムフィット」は、各種特約による「就労不能・介護保障」「死亡保障」「医療保障」を組み合わせて契約する「1UP」の新しい選択肢。これまでの「1UP」は、「資産形成・老後保障」が主契約としてあらかじめ契約に組み込まれていたが、「プライムフィット」では「資産形成・老後保障」の有無を含め、顧客が各種保障を必要に応じて組み合わせられるようにし、これまで以上に顧客のニーズに合理的に応えられるようにした。
「わんぱっく」は、子ども(3~14歳)向けの総合保障商品。身近なリスクから病気やけがが重症化したときまで総合的に備えることができ、子どもの夢を応援するための計画的な積み立ても可能。
「1UP WOMAN」は、女性(15~39歳)専用パッケージプランで、乳がんなどの女性に多い疾患の手厚い保障や、働けないリスク・家事ができないリスクのカバー、将来のための積み立てをトータルで準備することができ、保障重視の「あんしんUP」、保障と積み立ての「バランスUP」、積み立て重視の「つみたてUP」の三つのプランを選択可能となっている。
「繁栄1UP」は、経営者が働けない状態になった場合に、所定の期間年金を支払うことで、企業存続のための運転資金や一時的な資金繰りの悪化などに備える保険。同商品はこれまで、一生涯の死亡保障などを主契約(保険料は資産計上)で提供し、働けなくなるリスクへの保障を特約(保険料は全額損金算入)で提供する仕組みだった。しかし、「プライムフィット」の発売に伴い、特約の保障(保険料は全額損金算入)に特化して「1UP」に加入できるようにする。このため、「プライムフィット」の仕組みを活用して「繁栄1UP」に加入した場合、保険料は全額損金算入となり経理処理が簡明になる。また、経営者が働けない状態になった場合に支払う年金の受取人を、年金の支払い開始以降に、法人から経営者へと変更する取り扱いを開始する。これにより、支払われた年金を働けない状態になった経営者やその家族の生活費として活用するなど、より柔軟な資金の活用が可能となる。また、「生活障害収入保障特約」「(新介護)収入保障特約」「元気らぶ」「介護年金保障定期保険特約」「新家庭安心プラン」「年金支払特約」の各商品の既契約についても、同様に取り扱う。
同社では、顧客ニーズの多様化や、就労不能保障を含む生前保障ニーズの高まりを踏まえ、保険設計の自在性を向上させ、より合理的に顧客のニーズに応えるため、今回の商品ラインアップ拡充を実施するとしている。