2016.10.28 東京海上日動あんしん生命が就業不能保障保険に新商品

 東京海上日動あんしん生命は11月2日から、就業不能に関する保障を刷新した新商品「家計保障定期保険NEO 就業不能保障プラン」(正式名称:家計保障定期保険〈無解約返戻金型〉特定疾病・重度介護保険料払込免除特則、5疾病・重度介護家計保障特約付加)を発売する。併せて、「家計保障定期保険」についても保障の充実を図り、「家計保障定期保険NEO」(正式名称:家計保障定期保険〈無解約返戻金型〉)として発売する。
 今回刷新した就業不能保障プランでは、従来の月払給付に加え、5疾病(悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全)で入院した際に一時金(特約給付金月額×2)を支払う。従来の就業不能保障プランでは、所定の就業不能状態が60日を超えて継続した場合などに給付金を支払っていた。また、より手厚く就業不能に備えたいというニーズに応えるために、5疾病で所定の就業不能状態となった場合か、病気やけがで所定の要介護状態になった場合に一時金(100万円~300万円)を支払う特約を新設する。
 さらに、最新の医療実態を踏まえ、重度5疾病・重度介護保険料払込免除特則における対象疾患を従来の「急性心筋梗塞」「脳卒中」から、それぞれ「心疾患」「脳血管疾患」に拡大。保険料免除事由についても、従来は、重度5疾病・重度介護給付金の支払い事由に該当した場合に限って将来の保険料払い込みを不要としていたが、これに①悪性新生物:初めて診断確定した場合②心疾患、脳血管疾患:手術または継続20日以上の入院治療を受けた場合―の2条件を追加する。
 保険期間満了時年齢の上限は、従来の65歳から75歳に引き上げ、顧客のニーズに合わせて、より柔軟な設計を可能とする。これに伴い、契約年齢の上限も55歳から65歳に引き上げる。
 「家計保障定期保険NEO」「就業不能保障プラン」共通の特長としては、新たに非喫煙者保険料率を導入し、非喫煙者に対して割安な保険料を実現する。
 昨今、従来の医療保険や死亡保険ではカバーしきれなかった就業不能リスクへの社会的な関心が高まっている。同社は2012年10月から、このリスクを保障する「家計保障定期保険就業不能保障プラン」(正式名称:家計保障定期保険重度5疾病・重度介護保険料払込免除特則、重度5疾病・重度介護家計保障特約付加)を発売し、販売件数は11万件を突破した。一方で、同社アンケートによると、就業不能保障保険を知っている人の割合は約29%と低く、同社は「働けない日々」のリスクについて周知するとともに、これらニーズに応えるため、新商品発売を決めたとしている。