2018.10.12 三井住友海上プライマリー生命 通貨選択型特別終身保険を改定 生前贈与機能を強化

 三井住友海上プライマリー生命は10月8日、新たな機能を追加した「やさしさ、つなぐ」(通貨選択型特別終身保険)の取り扱いを開始した。好金利が期待できる外貨(米ドル・豪ドル)または円で運用し、家族に資産をつなぐことができる「生前贈与」と、生存給付金を自分で受け取れる「自分年金」の二つから選択できる終身保険。「より多く、より確実に生前贈与したい」という声に応え、基本保険金額のうち生存給付金として受け取れる額と終身保障として残す額の比率である「終身保障倍率」に「0倍」を新設し、基本保険金額の全額を生前贈与できるように改定した。また、契約通貨が外貨の場合、生存給付金を円に換算して受け取る際に生存給付金受取人が受け取る上限額をあらかじめ指定する上限額(指定上限額)を設定することで、受け取る金額を自動調整する「繰越機能」の機能を新たに追加した。

 「やさしさ、つなぐ」は2016年8月に発売。契約通貨と生存給付金支払回数・終身保障倍率を選択し、契約通貨建てで運用しながら、所定の生存給付金を支払う仕組みの通貨選択・生存給付金あり型の商品。商品性が同一の「幸せの贈りもの」「贈るよろこび」「想いの架け橋」と合わせた累計販売額(契約成立ベース)は8000億円を超え、これら商品の販売代理店を含む取扱金融機関は111代理店となった(9月30日現在)。
 毎年の生存給付金支払日始に被保険者が生存している場合、生存給付金支払回数(5・10・20・30回)を限度に生存給付金を支払う。生存給付金の額は基本保険金額を生存給付金支払回数と終身保障倍率を合わせた数で割って算出。契約通貨が外貨の場合、「生存給付金円支払特約」または「円建支払額設定特約」を付加することで、円で支払いすることもできる。また、保険期間中に被保険者が死亡した場合は、死亡保険金を支払い、生存給付金既払額と死亡保険金額の合計は、契約通貨建てで一時払保険料を上回る。
 今回の改定により、基本保険金額の全額を生前贈与できる「終身保障倍率0倍」を追加した。米ドル・豪ドルを契約通貨に選択した際、「終身保障不担保特約」を付加することで選択可能。生存給付金支払回数は、10回または20回から選択できる。契約日から5年間の第1保険期間満了後に死亡保障が充実するが、基本保険金額の全額を生存給付金として受け取るため、死亡保障は最終回の生存給付金支払日までとなり、一生涯の死亡保障はなくなる。
 なお、終身保障倍率1・3・5・10倍の場合、被保険者の生涯にわたり死亡保障が継続。第1保険期間後と第2保険期間(積立利率適用期間満了まで)後に死亡保障が充実する。
 また、生前贈与のために生存給付金の受取額が毎年一定となることを目標に調整する改定も実施。円建支払額設定特約を付加することで、外貨建ての生存給付金を毎年円で受け取る場合、その受取額を調整する機能を利用できる。円で生前贈与したい上限額(指定上限額)を設定し、円安時に指定上限額を上回った分を繰り越し、将来の円高時の不足分に充当することで、毎年、指定上限額を生存給付金受取人が受け取ることを目標とする。「生存給付金円支払特約」を付加し指定上限額を超えた場合、超えた金額を契約者が受け取る生存給付金円建受取額指定機能もある。
 一時払保険料は最低5万米(豪)ドル(1米〈豪〉ドル単位)か500万円(1万円単位)、最高は外貨なら基本保険金額が契約日における円入金特約で適用する為替レートで換算して5億円となる保険料か、円なら基本保険金額が5億円となる保険料。契約年齢は外貨が0~90歳、円が0~85歳。保険料の払い込みは一時払のみ。
 積立利率適用期間は外貨が契約日から20年(「終身保障倍率0倍」を選択した際、生存給付金支払回数が10回の場合は9年、20回の場合は19年)で、円は契約日から30年となる。