2018.09.21 富国生命 新団体医療保険発売、がん入院倍額型など自由に選択

富国生命は10月1日、従来商品「医療保障保険(団体型)」の保障内容を拡大した、企業・団体向け医療保険「メディカルHOPE」(新団体医療保険)を発売する。日帰り入院から保障する入院給付金に加え、入院見舞給付金、手術給付金、放射線治療給付金を新たな給付金として追加。ニーズに応じた保障の型(がん入院倍額型、基本型、入院限定型)や支払限度日数の型(60日型、120日型)を自由に選択できる。

 同社では、メディカルHOPEについて、企業・団体の幅広い福利厚生ニーズに応えられる新しい団体医療保険としている。
 従来商品では120日のみだった1入院の支払限度日数の型を「60日型」「120日型」から選択可能。企業・団体が保険料を負担する「全員加入タイプ」、従業員等が保険料を負担する「任意加入タイプ」を用意し、任意加入タイプの場合、家族特約の付加により配偶者・子も加入できる。
 入院初日(日帰り入院)から入院給付金の支払い対象となる。全員加入タイプで、3大疾病保障特約を付加すれば、3大疾病(悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中)治療のための一時金が準備できる。
 保障のタイプは、ニーズに応じて「基本型」「がん入院倍額型」「入院限定型」から選択できる。3タイプ共通で、従来商品にはなかった入院見舞給付金として、入院給付金日額×5を支払う。入院日数の通算限度は、これまでの、疾病入院・災害入院の合計700日から疾病入院・災害入院それぞれ1095日に大幅に拡充した。
 また、疾病入院給付金・災害入院給付金として、日帰り入院から入院給付金日額×入院日数を支払う。特に、がん入院倍額型では、がん入院の場合、入院給付金日額×2×入院日数を支払う。
 基本型、がん入院倍額型では、手術給付金として、入院中の手術に入院給付金日額×20を、外来による手術に同×5をそれぞれ支払うとともに、放射線治療給付金として、入院給付金日額×10を支払う。
 いずれのタイプも、従来商品にあった死亡保険金と治療給付金の保障はなくなった。
 保険料は、男女別・年齢群団別保険料率を採用し、リスクに応じた保険料体系とした。被保険者数100~299人で、1入院支払限度日数120日型、入院給付金日額5000円、基本型の場合、本人・配偶者の保険年齢36~40歳の1人当たり月額保険料は、男性1295円、女性2085円。なお、入院限定型、120日型、被保険者数100~299人の場合、保険料は従来商品(医療保障保険〈団体型〉)の約4~8割となる。
 メディカルHOPEの契約者は、商品付帯サービスとして、SOMPOリスケアマネジメントが提供する24時間365日無料の健康相談「フコク生命あんしん健康相談ダイヤル」を利用可能。看護師などの専門家による健康や医療に関する相談、メンタルヘルス相談が利用でき、福利厚生制度を充実させられる。