2018.03.26 ライフネット生命 新社長に森取締役、新経営体制

ライフネット生命は、3月22日開催の取締役会で、取締役執行役員営業本部長の森亮介氏を代表取締役社長とする異動を決議したと発表した。岩瀬大輔代表取締役社長は取締役会長に就任する。6月24日開催予定の第12回定時株主総会および取締役会の決議を経て、正式に決定される予定。併せて、同日付(予定)で新規採用の逆井幹則氏を常務取締役執行役員コーポレート本部長に選任する役員人事も発表した。同社は、5月に開業10年という節目を迎える。新たな経営体制で、引き続き経営理念として掲げている「正直にわかりやすく、安くて、便利に」という価値を顧客に提供しながら、「ゼロから1を生み出した」開業10年から、「1を10へと飛躍させる」ステージへ移行し、「インターネットの生命保険会社」から「生命保険のインターネット企業」へ変革することで、保有契約の拡大スピードを加速することを目指すとしている。

 ライフネット生命は、開業10年を迎えるに当たって、これまで築いた生命保険会社としての事業基盤を生かしながら、さらに成長を加速するために、代表取締役の異動を決定したとしている。
 同社は、開業以来、シンプルで分かりやすい生命保険商品の開発やテクノロジーを活用した利便性の高いサービスの提供を追求。主に20~30代を中心とする子育て世代の顧客の支持を得ながら、生保業界に変革を起こすための挑戦を続けている。
 2015年4月にはKDDIと資本業務提携契約を締結。生命保険と通信の組み合わせにより、従来にない新たな金融サービスを顧客に提供することを目指して、16年4月から「auの生命ほけん」を販売している。KDDIは17年11月に、発行済株式総数の約25%を保有する筆頭株主となった。
 これらの取り組みの結果、今年2月末時点の保有契約件数は26万件を超えるとともに、保有契約者数は16万人を突破。また、新契約業績は16年度に5事業年度ぶりに反転し、17年度も新商品「ライフネットのがん保険 ダブルエール」を17年8月に発売して以来、新契約件数が前年同月比約1.5倍のペースで伸長している。さらに、17年度には中間期で初めて経常損益が黒字化した。
 こうした状況の中、同社は、6月に開催予定の株主総会および取締役会の決議を条件に、岩瀬大輔社長が会長に就任するとともに、新たな社長に森亮介取締役執行役員営業本部長が就任する経営体制案を取締役会で決議した。
 新任で代表取締役社長を務める森氏は、12年9月に入社以降、企画部長、経営戦略本部長、営業本部長を歴任。KDDIとの資本業務提携を実現するとともに、営業本部長として、17年度の新契約業績の成長をけん引している。
 一方、岩瀬氏は、06年10月に共同創業者としてライフネット生命の前身であるネットライフ企画株式会社を設立。取締役副社長に就任以降、09年からは代表取締役副社長、13年からは代表取締役社長として、12年間にわたり、同社の経営の中核を担ってきた。今後は、取締役会長という立場で、新たな経営陣をサポートするとしている。
 【森亮介(もり・りょうすけ)氏の略歴】1984年3月10日生まれ。2007年4月ゴールドマン・サックス証券入社。12年9月ライフネット生命入社。13年5月企画部長。16年1月執行役員経営戦略本部長。17年4月執行役員営業本部長。同年6月取締役執行役員営業本部長(現任)。

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