2018.03.13 第一生命 “ぴったり”が見つかる保険「ジャスト」、「新中計」始動で発売

第一生命は3月22日、グループ新中期経営計画「CONNECT2020」のスタートに合わせ、新商品「ジャスト」を発売する。抜本的に商品体系を見直し、保障の組み合わせや保障期間、保険料の払い方、加入年齢等の面で多様な顧客のニーズに“ぴったり”な設計とともに、加入後のニーズの変化に伴った“ぴったり”な見直しが可能になった。また、3大疾病・要介護状態・身体障害状態・死亡等のリスクに幅広く備えるための商品をラインアップ。糖尿病の合併症、狭心症や脳動脈瘤の早期治療をサポートする給付も行う。契約時に健康診断書等を提出した顧客の保険料を割り引く新たな特約「健診割」も導入。同社では、所定の診断書等を提出するだけで、保険料の割引が適用される商品は生保業界で初としている(2018年2月調べ)。

 「ジャスト」は、従来の「主契約に特約を付加して加入する方式」から「必要な保障を組み合わせて加入する方式」とすることで、保険の組み合わせの自在性が向上した。まず、「3大疾病・介護等への備え」としては、3大疾病・要介護状態・身体障害状態や死亡に一時金で備えられる「アシストワイド」、上皮内がんなどに加えて、狭心症による手術、糖尿病による合併症などにも幅広く備えられる(Ⅰ型)「アシストワイドプラス」、3大疾病・要介護状態・身体障害状態に年金で、死亡に一時金で備えられる「インカムサポートワイド」、3大疾病や死亡に一時金で備えられる「特定疾病定期保険」、上皮内がん等の診断を受けた場合や急性心筋梗塞・脳卒中による入院に一時金で備えられる「特定疾病充実保障定期保険」、一生涯にわたって要介護状態に年金で備えられる「介護年金保険」―の各商品を展開。
 「死亡への備え」としては、定額の保障で死亡に備えられる「定期保険」、毎年減少していく保障で死亡に備えられる「逓減定期保険」、一生涯にわたって死亡に備えられるとともに、経過に応じて解約返還金が増え、資産形成もできる「終身保険」、死亡に備えながら、将来の資金準備もできる「養老保険」、死亡に備えながら、3年ごとに生存給付金を受け取れる「生存給付金付定期保険」などを用意。また、「病気・けがへの備え」としては、入院や手術、放射線治療などに備えられる「総合医療保険」、「女性特定疾病入院保険」や乳がん・乳房の上皮内がんによる手術や子宮・卵巣の手術などに備えられる「レディエールモア」などの女性専用商品、不慮の事故による骨折・関節脱臼・腱の断裂に備えられる「特定損傷保険」の他、「生活習慣病入院保険」「先進医療保険」をそろえた。
 この他、「保険料払込免除特約」も用意されている。なお、長期定期保険「サクセス」、逓増定期保険「マジェスティ」、生活障害年金定期保険「エクシード」、積立年金「しあわせ物語」、とんちん年金「ながいき物語」、こども応援団、Mickeyは単独で加入可能。
 また、充実した「保障を見直す制度」により、保険の“加入時”だけでなく、“加入後”の顧客のライフサイクルの変化にもきめ細かく応える。現在の契約の全てを見直す他にも、契約の一部を新しい契約に見直したり(一部見直し制度)、現在加入中の医療特約を保険期間が終身タイプの総合医療保険を含む新しい契約に見直したりできる(メディカルスイッチ)。これ以外にも、現在の契約が更新する場合や保険期間が満了する場合、契約の全部または一部について所定の保険種類に変更する方法(更新・満了時スイッチ)や現在の契約の全部または一部を、家族を被保険者とする新しい契約に見直しする方法(バトンタッチ)、現在の契約が終身保険の場合、将来の一生涯保障の全部または一部に代えて、年金へ移行することができる方法(スマイルプラン)も選択できる。
 「健診割」(健康診断割引特約)は、契約時1回限り、健康診断書等を提出するだけで保険料を割り引く。同社の1000万件を超える契約情報(ビッグデータ)を分析し、健康診断を受診した人としていない人とでは、死亡や3大疾病などの発生率に有意な差があることから開発したもの。例えば、死亡とがんへの備えのために、「アシストワイド」保険金額900万円、「アシストワイドプラス(Ⅰ型)」同100万円、定期保険同1000万円を組み合わせた10年満期の契約の場合、口座振替月払保険料は、35歳男性で9892円、同女性で9584円だが、健診割が適用された場合は、35歳男性は8765円で1127円の割引額となり、同女性は9014円で570円の割引額となる。同社では、健診割により、健康診断の受診率向上、社会保障給付費の増大抑制にもつながる、としている。