2018.03.12 SOMPOHDグループ セゾン自動車火災とそんぽ24、来年7月めどに合併へ

損保ジャパン日本興亜子会社のセゾン自動車火災とそんぽ24は3月6日、関係当局の認可等を前提に、来年7月をめどに合併することに合意したと発表した。存続会社はセゾン自動車火災。合併後の新会社はセゾン自動車火災の経営基本方針、事業戦略、ビジネスモデルに沿い、主力の「おとなの自動車保険」を中心に商品・サービスを提供する方針だ。
 損保ジャパン日本興亜と2社は、損害保険業界を取り巻く経営環境の変化を踏まえ、国内損保事業の効率性と収益性の向上を目指した検討・協議を重ねてきた。
 その結果、通販型自動車保険マーケットで高い競争力のあるセゾン自動車火災を存続会社として、グループ内の通販損保会社2社の合併を目指すことにしたとしている。
 4月にセゾン自動車火災とそんぽ24に統合推進部(仮称)を設置し、合併の準備を進める。同時に共同本社体制、拠点同居等による業務の共通化・効率化の取り組みを開始し、合併を待たずにスムーズな立ち上げを図る。
 そんぽ24の契約の取り扱いとして、合併前の取り扱いについては、そんぽ24で加入している契約は満期を迎えるまで、契約の補償内容、サービス内容、事故対応の体制等に変更はない。また、合併後の取り扱いについては、合併時点でそんぽ24に加入している契約は、合併と同時に、セゾン自動車火災が引き継ぐ。すでに加入している顧客に対し、セゾン自動車火災の「おとなの自動車保険」を、契約の更新時期に合わせて案内することにしている。
 セゾン自動車火災は1982年設立。資本金287億円、総資産516億円、正味収入保険料332億円。損保ジャパン日本興亜の持株比率は99.7%。一方、そんぽ24は1999年設立。資本金190億円、総資産236億円、正味収入保険料133億円。損保ジャパン日本興亜の持株比率は100%となっている(数値はいずれも17年3月31日現在)。