2018.02.16 アフラック 生きるためのがん保険Days1、4特約新設で保障強化

アフラックは4月2日、保障内容を大幅に強化した新しいがん保険「生きるためのがん保険Days1」を発売する。罹患(りかん)による収入の減少に備える「特定保険料払込免除特約」など4特約を新設するとともに、「手術治療給付金」の対象手術に骨髄移植を追加するなど支払事由を拡大。特別保険料率の適用で、肝臓や腎臓、肺に慢性疾患があっても加入が可能となった。働き盛り世代でのがん罹患者の増加、より有効で高額な治療技術の登場、収入減少の最中に生じる保険料負担と治療費以外の経済的負担―等に対応する保障を設けることで、がん保険の一層の充実化を図った。

 「生きるためのがん保険Days1」では、四つの特約を新設した。このうち、「特定診断給付金特約」は、経済的負担の大きいケースで診断給付金を手厚くするもの。「特定保険料払込免除特約」では、がんの罹患による収入の減少に備える。「緩和療養特約」は、がんによる痛みを緩和するための治療や緩和ケアなどの緩和療養に備えるための特約。また、「外見ケア特約」は、がん罹患者のQOLを向上するため、がん治療の副作用や手術による外見上の変化(脱毛など)に対するケアを目的とした特約で、生保業界で初(注)となる。
 「Days1」では、「通院給付金」「手術治療給付金」「診断給付金複数回支払特約」の支払事由を拡大。このうち、「手術・放射線治療特約」の支払事由に、白血病などの血液のがんにおける代表的な治療法である骨髄移植を新たに保障の対象として加えた。
 「Days1」は、スタンダードプランの他、ベースプラン、レディースプランがあり、所定の範囲で自由設計も可能。解約払戻金なしタイプ、解約払戻金ありタイプ(低解約払戻金割合70%)から選択できる。
 保険料の払い方は、定額タイプ、半額タイプ(60歳、65歳)、払済タイプ(60歳、65歳、2年、5年、10年)から選択できる。
 保険料例は、スタンダードプランで、オプション特約を含まず、契約年齢40歳、個別取扱、月払い、解約払戻金なしタイプ、標準体保険料率、特定保険料払込免除特約付加ありで、保険料払込期間終身(一部の特約は10年更新)、保険料払い方定額タイプ、入院給付金日額1万円の場合、男性5025円、女性5159円となる。
 新商品では、特別保険料率を新たに設定した。「肝臓・腎臓・肺」で慢性疾患のある人でも、所定の条件を満たせば、「特別保険料率に関する特則」を付加することで、通常よりも割り増しされた保険料率で加入できる。特別保険料率で引受可能な主な疾患は、慢性肝炎、肝機能障害(入院や治療を伴うもの)、B型肝炎、C型肝炎、慢性腎機能障害、慢性腎不全、尿毒症、慢性腎炎、慢性閉塞性肺疾患、肺気腫、慢性気管支炎、気管支拡張症など。
 また、新商品を含む所定のがん保険に加入する被保険者を対象に、「がん治療に伴う生活情報サービス」を導入。「治療の副作用を隠す外見ケアの方法が分からない」「治療中の食事に気を付けることはあるか」といったがん治療に伴う生活上のさまざまな悩みに関する情報提供として、希望する人に情報を集約したガイドブックを提供する。サービスは、株式会社保健同人社が提供。なお、同様の情報については、アフラックのがん保険加入の有無にかかわらず、ウェブサイトで閲覧できる。
 この他、すでに同社のがん保険に加入している顧客が、新たに「Days1」に加入しなくても、最新の保障にアップグレードするための商品「生きるためのがん保険Days1プラス」も同時発売した。
 アフラックでは、顧客の不安を取り除き、顧客が自分らしく生きるためのがん保険というコンセプトで開発したとしている。
 なお、新商品の発売に伴い、4月1日で、現在取り扱っている「新 生きるためのがん保険Days」「新 生きるためのがん保険Daysプラス」は販売停止となる。
 (注)がんの治療による頭髪の脱毛に対する保障として生保業界初。2018年1月時点、同社調べ。