2018.02.14 ニッセイアセット完全子会社化、資産運用事業 強化へ

日本生命は2月1日、資産運用子会社ニッセイアセットマネジメントを100%子会社化すると発表した。米国資産運用会社パトナムインベストメンツとその米国資産運用子会社パナゴラアセットマネジメントとの間で、日本生命はパトナムが保有するニッセイアセット株式を、またパトナムは日本生命が保有するパナゴラ株式をそれぞれ取得することに合意したもの。同社は、日本生命グループとしてアセットマネジメント事業を強化するとともに、顧客の長期安定的な資産形成に資する資産運用サービスを提供していく方針だ。

 これまでも日本生命グループでは、アセットマネジメント事業の強化を図ってきたが、今回、同事業を一層強化・拡大することを目指すため、日本生命によるニッセイアセットの完全子会社化に至ったとしている。
 合意に基づき、日本生命は、パトナムが保有するニッセイアセット株式の全部(発行済株式10%)を取得し、ニッセイアセットを100%子会社化する。一方、パトナムも、日本生命が保有するパナゴラ株式の全部(発行済株式20%)を取得し、パナゴラを100%子会社化する。
 日本生命グループとパトナムは、1997年に外国証券分野での運用力を高めるために業務提携を開始。その後、ビジネス上の提携関係をより強固なものとするため、パトナムによるニッセイアセット株式の取得や、日本生命とパトナムによるパナゴラへの共同出資等、資本関係も構築してきた。
 日本生命では、パトナム、パナゴラとの間で日本生命の一般勘定資産の運用委託や人材交流を通じた運用力の強化を行ってきた。また、ニッセイアセットでも、業務提携開始以降、両社と商品開発を行うなど、さまざまな協力関係を通じた顧客への商品・サービス提供により、両社と共にビジネスを拡大してきた。
 これまで業務提携に基づく取り組みにより多くの成果を実現してきたとするが、今後の方針についてパトナムと協議した結果、資本関係にかかわらず今後も引き続き良好なビジネス関係を維持できるものと判断。双方の資本関係を解消し、日本生命がニッセイアセットを100%子会社とすることにした。
 なお、日本生命とニッセイアセット、パトナムとパナゴラは今後も従来通り良好な関係を維持していくことで合意しており、ニッセイアセットは、パトナムとパナゴラとの間の業務提携関係を通じた商品開発・供給を継続していくことにしている。
 ニッセイアセット(赤林富二社長)は1995年設立。預かり資産残高は10兆6976億円(17年3月末時点)。
 パトナム(Putnam Investments、ロバート・レイノルズCEO)は37年設立で、本社所在地は米国ボストン。預かり資産残高は1715億ドル(約18.8兆円=1ドル110円換算、17年末時点)。
 また、パナゴラ(PanAgora Asset Management,Inc.、エリック.ソレンセンCEO)は90年設立で、同じくボストンに本社がある。預かり資産残高539億ドル(約5.9兆円、17年末時点)。

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