2017.12.12 メディケア生命「メディフィットPlus」 上期で年度目標達成

メディケア生命が2016年11月に発売した特定疾病一時給付保険(無解約返戻金型)「メディフィットPlus」が好調な販売を記録している。本年度上期だけで約2万5000件と、すでに年度末目標を達成しており、累計契約件数は3万5000件を超えた。他の商品「メディフィットA(エース)」または「メディフィット収入保障」と組み合わせて契約する例も急増しているという。2商品同時加入という要望が増えてきていることから、10月23日からは、「セット販売用のパンフレット」の使用や「新システム」もスタートした。さらに、12月中旬からは、同社の商品を自由に組み合わせて加入できる、よりバージョンアップさせたシステムも稼働させることにしている。

 同商品は、「特定3疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)」または「特定8疾病(特定3疾病に加え、慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎・糖尿病・高血圧性疾患)」のいずれかの保障の型を選んで申し込める。診断確定などの早い段階で、疾病ごとにそれぞれ一時給付金が複数回給付される点が大きな特徴だ(注)。
 医療終身保険(無解約返戻金型)「メディフィットA」は、12年4月に、それまでの医療保険を大幅に改良した商品として誕生した。日帰り入院から長期入院まで、入院・外来を問わず公的医療保険制度対象手術(約1000種類)を保障するとともに、さまざまな特約を用意している。メディフィットPlusにも加入すれば、保障内容が一層充実する。
 また、料率区分型収入保障保険(無解約返戻金型)「メディフィット収入保障」は、被保険者の死亡または所定の高度障害状態となった場合に、公的保障で不足する部分を年金で備えられる。さらに、メディフィットPlusを加えれば、病気による休職中に不足する収入や治療費等で増加する支出を一時金で補うことが可能だ。
 竹中幸一取締役嘱商品企画部長は、「特定疾病の場合は余病を併発することも多い。経済的にも身体的にも負担が増すという実態を、メディフィットPlusを通じてお客さまに的確にお伝えできている。また、給付回数が多く競争力も高い」と話す。
 勝木健吾営業企画部長は、「メーンの保険ショップに加えて、分かりやすい商品ということもあり、金融機関での販売も伸びている。また、住宅ローン契約時の団体信用生命保険への上乗せとして加入する例も増えている」という。
 セット販売用のパンフレットや申込画面は、1商品のように分かりやすい構成で、現場や顧客からも好評だ。勝木氏は「これまでの当社の全販売件数は、年間10万~12万件だったが、本年度はメディフィットPlusだけで5万件を達成する見込みだ。他の商品との組み合わせ販売用システムも構築したことで、当社商品全体の伸びも期待できる」と意欲を見せている。
 (注)特定3疾病は、それぞれ1年に1回を限度に支払回数無制限で一時給付金が支払われる。また、特定8疾病は、それぞれ1年に1回を限度に通算5回まで一時給付金が支払われる。