2017.11.28 日本生命 17年度第2四半期決算、連結業績は増収増益

日本生命が11月24日に発表した2017年度第2四半期決算によると、連結業績は増収増益だった。保険料等収入は、日本生命の法人向け新商品「ニッセイ傷害保障重点期間設定型長期定期保険“プラチナフェニックス”」の販売増や三井生命の増収、MLC Limited(MLC)の連結反映等を主因に増収した。基礎利益は日本生命での利差益の改善に加え、三井生命の増益、MLCの連結反映等によって増益となった。国内の個人保険・個人年金保険は、新契約業績が件数、保障額等は減少したものの、年換算保険料は増加した。保有契約業績は保障額等は減少したが、件数、年換算保険料は増加した。17年度からスタートした中期経営計画は新商品の販売が堅調な上、三井生命が当初の見込みを上回る決算となるなど、順調なスタートを切ることができたという。

 連結保険料等収入は前年同期比3.9%増の2兆7324億円となった。日本生命は銀行窓販商品の販売減少もあり、同1.2%減の2兆3354億円と前年同期実績を下回ったが、昨年度と比較して減少率は大幅に改善した。三井生命は同11.6%増の2797億円、MLCは1000億円だった。
 連結の基礎利益は外債や株式の利息、配当金収入の増加、三井生命の大幅増益によって同0.7%増の3449億円となった。日本生命は利差益は増加したものの、前年に窓販商品に係る市場金利、為替変動による利益が含まれていたため、同2%減の3177億円となった。なお、市場金利、為替変動の影響を除けば増益となる。三井生命は同60.5%増の262億円、MLCは26億円だった。グループ事業純利益はグループ各社の着実な利益の積み上げによって同40.6%増の245億円となった。
 日本生命と三井生命の業績を合算した国内保険成績については、個人保険・個人年金保険の新契約業績が件数で同10.9%減の194万件。日本生命は同11.2%減の183万件、三井生命は同5.2%減の10万件だった。保障額等は合計で同24.4%減の3兆8329億円となった。日本生命は同27.1%減の3兆3834億円、三井生命は同4.5%増の4495億円だった。年換算保険料は合計で同12.1%増の1788億円。日本生命は同11.5%増の1598億円、三井生命は同17.1%増の189億円となった。予定利率引き下げに伴う個人向け商品の販売減少により、件数、保障額等は前年同期実績を下回ったが、本年度4月から日本生命で販売開始したプラチナフェニックスや、三井生命の外貨建て商品の販売が好調だったことから、年換算保険料は増加した。
 個人保険・個人年金保険の保有契約業績は国内計で件数が前年度末比2.2%増の3202万件、保障額等が同1.4%減の184兆7163億円、年換算保険料が同1.3%増の4兆1144億円となった。日本生命は件数が同2.4%増の2948万件、保障額等が同1.4%減の164兆1895億円、年換算保険料が同1.5%増の3兆6167億円だった。三井生命は件数が同0.5%減の253万件、保障額等が同2%減の20兆5268億円、年換算保険料が同0.1%増の4977億円となった。
 団体保険の保有契約業績(保障額等)は企業ごとのきめ細やかなコンサルティング活動に継続して取り組んだ結果、国内計で同0.8%増の109兆803億円となった。団体年金保険は日本生命における大型団体からの受託獲得や時価の増加によって全体の受託資産額は同2.4%増の16兆3459億円と堅調に推移した。
 連結経常収益は前年同期比3.1%増の3兆8426億円で、保険料等収入は同3.9%増の2兆7324億円、資産運用収益は同1.4%増の9798億円だった。経常費用は同4.1%増の3兆5978億円で、保険金等支払金は同2.6%増の2兆1368億円、事業費は同13.1%増の3917億円となった。この結果、経常利益は同9.2%減の2448億円、中間純剰余(利益)は同0.1%増の1185億円となった。
 総資産は連結ベースで前年度末比2.6%増の74兆3677億円、責任準備金は同1.2%増の59兆6497億円だった。連結ソルベンシー・マージン比率は日本生命で劣後債を発行したことや準備金の積み増しによって945.3%で同11.4ポイント上昇した。実質純資産額は同4.6%増の17兆8990億円となった。
 日本生命単体で時価のある有価証券は、内外株価の上昇や海外金利の低下によって前年度末から6881億円増加し、10兆7616億円となった。自己資本については、基金・諸準備金等が危険準備金や価格変動準備金を積み増したことで4兆7792億円と前年度末から3250億円増加した。また、基金・諸準備金等に劣後特約付債務を加えた自己資本は5兆8081億円と前年度末から5130億円増加した。
 契約継続率は、新規6月目継続率が同0.3ポイント上昇して97.3%、合計13総合継続率は同0.1ポイント上昇して94.8%となった。
 17年度決算の見通しについては、連結保険料等収入でプラチナフェニックスの好調な販売状況や、三井生命の外貨建て一時払商品の販売増加が見込まれることから、年度初時点の横ばいから上方修正し、増加を見込む。連結の基礎利益は依然として続く厳しい低金利環境を受けて減少としている。三井生命の基礎利益は上半期実績の上振れを反映し、増加へ上方修正した。

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