2017.09.14 ソニー生命 米ドル建2商品発売へ、一時払終身と生前給付終身

 ソニー生命は10月2日に、「米ドル建一時払終身保険(無告知型)」と「米ドル建生前給付終身保険(生活保障型)」を発売する。同社では、長引く低金利環境の中、これら新商品によって日本円より金利の高い米ドル建てで運用することで、「為替リスクを理解した上で効率的に保障を確保したい」という顧客のニーズに応えるとしている。

 「米ドル建一時払終身保険(無告知型)」は、持病や健康に不安のある人でも、健康状態等の告知や医師の診査が不要。契約後の15年間(第1保険期間)は、契約時に定める逓増率(保険金額が増加する割合)により、死亡保険金額が1年ごとに増加する。資産承継対策として活用することもできる。
 保険料の払込方法(回数)は一時払で、円・米ドルのどちらでも払い込むことができる。
 死亡保険金額は、死亡日が第1保険期間(契約後の15年間)の場合、「基本保険金額+基本保険金額×逓増率×死亡日までの契約応当日の回数」で、死亡日が第2保険期間(16年目以降終身)の場合、「基本保険金額+基本保険金額×逓増率×15」となっている。
 基本保険金額(一時払保険料)10万ドルの契約例は、契約年齢70歳の場合、男性の逓増率は2.0395%で第2保険期間の死亡保険金額は13万592ドル、解約返戻率は5年で101.3%、10年で110%、15年で117.2%。同じく女性の逓増率は2.6356%、第2保険期間の死亡保険金額は13万9534ドル、解約返戻率は5年で101.9%、10年で111.4%、15年で120%となっている。
 一方、「米ドル建生前給付終身保険(生活保障型)」は、2014年10月から、円建ての生前給付終身保険(生活保障型)を販売し、好評だったことから、今回、創設したもの。三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)・死亡・高度障害状態に加え、特定障害状態および所定の要介護状態を保障するため、就業不能となり得るリスクにも幅広く備えることができる。
 保障は一生涯で、保険料は円での払い込みとなる(全期前納の場合に限り、米ドルで保険料の払い込みができる)。
 死亡した場合に死亡保険金を支払う他、悪性新生物(がん)・急性心筋梗塞・脳卒中と診断されたときは特定疾病保険金を、傷害または疾病が原因で高度障害状態または特定障害状態になったときは障害保険金を、傷害または疾病が原因で要介護状態に該当するなどしたときは介護保険金を、それぞれ死亡保険金額と同額支払う。保険金の支払いは保険期間を通じて1回のみ。
 保険金額5万ドル、保険料払込期間60歳までの契約例は、契約年齢20歳の場合、個別扱月払保険料は男性63.20ドル、女性61.55ドル、同30歳の場合、個別扱月払保険料は男性92.20ドル、女性89.70ドル、同40歳の場合、個別扱月払保険料は男性152.55ドル、女性145.20ドルとなっている。