2017.07.28 あいおいニッセイ同和損保 コンタクトセンター機能活用「アシスト5」

 あいおいニッセイ同和損保は7月14日、コンタクトセンター機能を生かした新たな代理店向け支援策「アシスト5」の提供を発表するとともに、商標登録されたことを明らかにした。コンタクトセンターのノウハウ等を求める代理店の要望を受けて開始するもので、代理店の増収・大型化・業務品質向上支援策になると同時に本業支援ともなるもの。テスト段階で好評を得たことから、今後、多くの代理店に活用してもらい、同社では、代理店と一体となったさらなる増収基盤の構築を目指すとしている。

 同社によれば、これまで代理店から「従業員の電話応対のスキルを向上させたい」「コールセンターを設立したいがどのように進めたらよいのか分からない」「効率的に営業活動を実施したい」等の声が多く寄せられていたという。
 今回、そうした要望に応えるため、同社のコンタクトセンター機能とそのノウハウを代理店の本業支援・経営支援に資する五つのテーマに取りまとめ、代理店支援策「アシスト5」として提供を開始するもの。
 「アシスト5」のメニューは、大きく分けて、あいおいニッセイ同和損保から新規開拓や既顧客へのクロスセル・アップセルを案内するアウトバウンドコールによる営業活動支援と同社コンタクトセンターのツール・ノウハウ・研修等の提供―の2種。代理店は、①新規開拓(アウトバウンド)②クロスセル・アップセル(アウトバウンド)③基本活動支援ツール(コンタクトセンターノウハウ提供)④コールセンター設立・運営(コンタクトセンターノウハウ提供)⑤従業員向け各種研修(電話応対・アウトバウンド)―の五つのメニューの中から自由に選択して、自社のニーズに合ったサービスを活用できる。
 このうち①では、例えばベルマーク運動参画提案など、新規開拓でのアウトバウンドコールによる各種案内、紹介等を行う他、アウトバウンドコールによる各種セミナー動員にも活用できる(実費負担あり)。
 ②では、地震未付保火災契約者への地震中途付帯案内など、アウトバウンドコールによる同社契約者への損保商品追販案内等を行ったり、自動車保険既顧客への生保関連情報の提案など、アウトバウンドコールによる同社契約者への生保見直し提案等を行う(実費負担あり)。
 また③において、コンタクトセンターで実際活用している各種スクリプト・ツールを営推系、業務系、事故系ごとに提供する一方、④では、オペレーターの育成やモチベーションアップ等センター運営のノウハウを提供する他、最新のコールセンター施設・システム等の見学やコールセンター設立を目指す際のアドバイス等を行うなど、コンタクトセンターに関するノウハウを提供する。
 ⑤については、従業員向けの各種実習を実施。心構え・言葉遣い等基本的な電話応対や「いかに冷静になってもらうか」等苦情対応の研修、アウトバウンド担当者向け研修を行う。