2017.07.21 東京海上日動 生保職員への支援力を強化、「営職アンバサダー」新設

 東京海上日動は本年度から、損保商品の代理店委託契約先である生命保険会社(明治安田生命・朝日生命)を担当する社員を対象とした「営職アンバサダー」制度を新設した。専門の研修プログラムを策定し、受講者は、各社の固有ルールや仕組み等を集中的に学習。テストに合格した上で、学習内容を基に担当先営業所での勉強会開催などを経て、担当会社ごとに「アンバサダー(МY)」「アンバサダー(朝日生命)」となる。生命保険会社の本業支援となる顧客数拡大、生保営業職員の収入安定化を図るための、きめ細やかな教育体制を目指している。

 同制度では、生命保険会社の営業職員が顧客数を拡大し、生保商品販売につなげるきっかけとなる商品として損保商品を活用するための支援力を高める研修プログラムを策定。受講者はまず、担当する生命保険会社の社内体制や制度・職制に関する知識、営業所訪問に当たってのルール、募集や事務面での固有ルールを学習し、テストに合格した上で、商品知識や話法などについて、動画視聴や学習ツールによる「知識編コース」を学習する。
 その後、知識編で学んだ内容を基に、担当する営業所でパンフレットを使った商品勉強会や見積書作成勉強会、事務員向け勉強会を開催する「実践編コース」を修了することで、「アンバサダー(МY)」「アンバサダー(朝日生命)」となる。
 2016年度に試行し、修了者から好評だったために本年度からの本格実施となったもので、第1期の研修プログラムは5月19日に開講。約半年間のプログラムで、9月末までに修了し、10月から「アンバサダー(МY)」「アンバサダー(朝日生命)」としての活動を開始することが予定されている。
 東京海上日動では、営業所を訪問し営業職員の保険販売支援に取り組む全担当者1000人規模の輩出を目指している。
 本制度を推進する営業開発部生保営業グループでは、「本制度は、営業職員のよきパートナーとして一層お役に立ちたいという想いから新設した。営職アンバサダーとは全国の好取組事例の共有や、全店施策についての意見交換等も行っていきたい。今後『アンバサダー(МY)』『アンバサダー(朝日生命)』の育成を通じて、生命保険会社の支援体制を強化し、営業職員による損保販売の永続的発展に貢献したい」と期待している。