2017.05.12 T&Dフィナンシャル生命、終身保険「生涯プレミアム」シリーズ改定

 T&Dフィナンシャル生命は5月1日、「無配当終身保険(積立利率更改・Ⅱ型)」(販売名称「生涯プレミアムジャパン4」、以下「ジャパン4」)と「無配当外国為替連動型終身保険(積立利率更改・通貨選択Ⅳ型」(同「生涯プレミアムワールド4」、以下「ワールド4」)の販売を開始した。「ジャパン4」は49金融機関、「ワールド4」は30金融機関でも販売している。

 両商品は、現行商品(「生涯プレミアムジャパン3」「生涯プレミアムワールド3」)の「生涯使うお金」と「将来残すお金」を同時に準備できるという特徴を受け継ぐ。その上で「ジャパン4」は、公的介護保険制度の要介護1以上に認定されたことなどを条件に、解約払戻金を年金原資として、生涯にわたって介護年金を受け取ることができる介護年金支払移行特約の付加により、死亡保障だけでなく介護保障にも備えることが可能となった。「ワールド4」では、より幅広い顧客のニーズに対応するため、契約年齢範囲を40~90歳(従来は50~85歳)に拡大した。
 積立金額(契約日~積立利率更改日)は国内・海外の金利を活用して、確実に積み立てられる。「ジャパン4」は国内金利を活用するため、為替の影響を受けない資産形成ができるのに対し、「ワールド4」は海外の金利を活用するため、国内金利に比べ、相対的に高い金利での資産形成が期待できる。
 また、「自身で“使う”お金」は、顧客の希望や目的に合わせて、①「いつでも払出可能 積立コース」②「定期的にお受取り 定期支払コース」の2コースから選択可能。①「積立コース」は、毎年の追加額を累積追加額に加算しつつ、生涯の死亡保障を確保できるコース。累積追加額は、いつでもその全部を受け取り・払い出しできる。一方、②「定期支払コース」は、毎年、定期支払金額(追加額)を受け取りながら、生涯の死亡保障を確保できるコース。定期支払金額は毎年、指定の口座に入金される。
 あらかじめ指定された受取人が死亡保険金を現金で速やかに受け取れるので、相続税の納税資金や葬儀費用等の当座資金として活用もできる。
 さらに、「介護年金支払移行特約」を付加することで、公的介護保険制度「要介護1以上」に認定された場合、解約払戻金を元に、死亡保障に代えて介護年金を生涯にわたり受け取ることも可能。介護年金の受取総額は、年金原資額(解約払戻金額)以上となっている。
 「ワールド4」の場合、「目標値到達時終身保険移行特約」を付加することで、追加額または定期支払金額を受け取りつつ、目標値到達によって以後の死亡保険金額・解約払戻金額を円で確保することができる。目標値は、契約時に基本保険金額の100%・105%・110%から選択できる。目標値の到達は、契約日から1年経過以後、毎営業日判定し、追加額・定期支払金額は、目標値に到達するまで受け取れる。目標値に到達した場合、自動的に海外金利から国内金利を活用した終身保険に移行するため、死亡保険金額・解約払戻金額は円で確定するため、あらかじめ指定した受取人に、減らさずに残すことができる。