2017.04.26 損保協会、5月に「アジア損害保険エグゼクティブフォーラム」開催

 損保協会は4月21日に行った業界紙向けの定例記者会見で、5月23日・24日にウェスティン東京(東京都目黒区)で「アジア損害保険エグゼクティブフォーラム」を開催(共催:損保総研)することを説明した。同フォーラムは、東アジア各国・地域と日本の官民(損保協会、監督当局など)トップ層が一堂に会し、双方向のラウンドテーブルやディスカッションを行うもので、今回が初めての開催となる。参加者間での率直な意見交換や課題共有を通じ、アジア損保事業の発展に向けた共通ビジョンが育まれることが期待される。
 「アジア損害保険エグゼクティブフォーラム」は、東アジア各国・地域との一層の関係強化を目的としており、インドネシア、カンボジア、タイ、フィリピン、マレーシアなどの保険協会・監督当局から約10人が参加する。日本からは同協会や損保総研、会員会社、金融庁の各関係者らが参加する予定だ。同協会ではISJ(日本国際保険学校)や技術支援を通じ、東アジア各国・地域の損保市場の発展に取り組んでいるが、トップ層による会合は今回が初めてとなる。
 ラウンドテーブルやディスカッションでは、アジア損保事業の発展に向け、「信頼」をテーマに、顧客本位の業務運営、信頼を損ねる要因、信頼回復のための取り組みなどについて議論し、市場健全化への共通認識を図る。また、アジア各国における資本基準の洗練化の動きなどを踏まえ、ERMの動向やERM経営で実現すること、各課題(自然災害、サイバーなどのリスク評価手法)などについて議論する。
 定例記者会見では、2017年度アクチュアリー塾の開催と、高齢者交通事故の防止・減少に向けた取り組みについても説明した。
 17年度アクチュアリー塾は6月19日・22日・23日の3日間、損保会館で開催する。今年度も損保数理、生保数理、数学、年金数理、会計・経済・投資理論、損保1、損保2の7科目を実施し、講師は会員会社の前年度アクチュアリー資格試験の当該科目合格者が担当する。受験勉強スケジュールや具体的な勉強方法、自身が合格できたポイントなど、各講師が経験を踏まえてアドバイスする。また、受講者が各講師から多くの有益な情報が得られるよう、全科目で対話形式のフリートークセッションを実施する他、専門科目では前年度アクチュアリー資格試験論述問題も解説する。
 高齢者交通事故の防止・減少に向けた取り組みについては、高齢者に多い運転時・歩行時の事故パターンとその予防策についてまとめた動画とチラシを作成。
 動画は、15年度に作成した高齢者交通事故注意喚起チラシ「みんなで実践!交通事故防止!」を映像化したもので、高齢ドライバー・歩行者それぞれの交通事故防止に有効なポイントを分かりやすく伝えている。また、全てに字幕を付けており、耳が不自由な人などにも見てもらえる内容になっている。フルバージョン(約5分)とワンポイントバーション(約3分)があり、視聴場面によって使い分けることが可能な他、ユーチューブでも視聴可能だ。今後は警察庁、老人クラブ関係団体などと連携しながら、高齢者向け交通安全啓発活動を展開していく予定としている。
 一方、チラシは「みんなで実践!交通事故防止!」など3種類のチラシに掲載された交通事故防止策の中から、高齢ドライバーに多い「出会い頭事故」、高齢歩行者に多い「夕暮れや夜間の事故」を防止するために有効な手段について、高齢者向けにポイントを絞り込んだもの。表面に質問、裏面に解答を掲載しており、事故を防ぐために注意すべき行動が何かを考えられるように工夫しているという。

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